気になるスペイン旅行チップの相場:飲食店編

公開日 : 2018年07月25日
最終更新 :
筆者 : 盛 千夏

「地球の歩き方」ブログ読者の皆さんこんにちは。

スペイン・バレンシア在住の無料スペイン留学エージェント 、盛 千夏です。

楽しいスペイン旅行でちょっぴり煩わしい事の一つがチップ。慣れてしまえば簡単なことですが、日本にはない習慣なので戸惑う方も多いはず! ここでは元スペインの高級日本食レストラン勤務だった私の目から見た大体のチップの相場を紹介します。

スペインのバルやレストランのサービス係はアメリカと違いチップで生計を立てているわけではありません。また明確に会計の金額の〇〇パーセントをチップにと言う決まりもないので、極端に言うと食事が美味しくなくてサービスも悪かった...と言うような不快な思いをした場合はチップなしもありです。

ただし、ケチりたいからチップを置かなかったり、小さい小銭を財布が重くなるから置いて行こう...と言うのはやはりあまりスマートではありません。

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【カフェやバルで朝食や休憩】

朝食を食べる、カフェやバルでちょっとしたコーヒーブレイクをする場合は、例えばお会計が3.7ユーロだったら、30セントのお釣りは取らずにそのまま置いてくるぐらいでしょうか。でも実は全くチップを置かない人も結構います。

テーブルで会計ではなく、カウンターレジで会計の場合はキャッシャーの横にチップ用の容器が用意されていることもあります。気持ちの小銭をちゃりんと入れてもOK。

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【庶民的なバルで安い定食or軽くタパス】

バルで日替わりのランチメニューや軽く飲んでタパスを少しつまんだ際は、私は50セント~1ユーロ程度を置きます。ただしお店との関係性もあります。お店の人と親しい、あるいはとてもよくしてもらった、また旅行中にもう一度訪れたい...と言うような場合は少し多めにする時もあります。お会計時にお釣りはいりませんと言って2人で1ユーロや1.5ユーロ程度のおつりを受け取らず店を出る場合もあります。

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【レストランでのディナー】

お会計の値段やサービスの質もありますが、普通のディナーでしたら2人で2~3ユーロで十分程度でしょうか。

ただ私とスペイン人夫はサービスと料理の両方がとても気に入った場合は2人で5ユーロを置くこともあります。

ミシュランの星付きレストランなどで、ワインを選ぶのを手伝ってもらったり、最高のサービスを受けた...と感じたら2人で10ユーロ以上のケースもあります。ただここまで来ると習慣と言うよりは個人の気持ちの問題ですね。

スペインのチップはあくまでも気持ちです。美味しかった、最高のディナーだった、素敵なサービスを受けた...etc.を「どうもありがとう」(Muchas gracias、ムーチャス・グラシアス)の一言と一緒にスマートに表現してみて下さいね!!!

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筆者

スペイン特派員

盛 千夏

1999年にバレンシアで留学をスタートし、その後バルセロナで就職&居住許可ゲット。

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