超簡単で温まるスープ『ソパ・デ・アホ』のつくり方

公開日 : 2019年01月20日
最終更新 :

バレンシアの家は、夏は外より涼しく真夏以外は扇風機だけでもしのげるので助かります。でも、冬は寒い! 日中は、外に出ると日差しで家の中より暖かく感じるほどです。寒さの厳しい北部や中央部と違い、セントラルヒーティングの家は聞いたことがありません。あるのかな? 寒がりなもので、やはり冬は体が温まるものが食べたくなります。この冬、数年ぶりにつくって以来ハマっているのがソパ・デ・アホです。直訳するとにんにくスープ。寒さの厳しいカスティージャ地方の郷土料理です。

今日は日本でも手に入る材料で簡単レシピをお届けします。

◆材料(2人分)◆

にんにく 2片

バゲットパン 5㎝くらい (なければ食パン1枚くらい)

ベーコン 1枚

オリーブオイル 大さじ2

水 400ml

チキンコンソメ 1粒の半分(顆粒なら小さじ1)

ピメントン(スモークパプリカパウダー) 小さじ1

塩 少々

卵 1個

ドライパセリ 少々

◆作り方◆

1)にんにくは薄切り、ベーコンは1cm角以下、パンは2.5㎝角くらいに切る

2)卵を溶いておく

3)厚手のお鍋にオリーブオイルを温め、ベーコン、にんにくの順で炒める(にんにくが焦げないように)

4)パンを入れ軽く炒めたら、パプリカパウダーを加えサッと混ぜ、水とあらかじめ砕いたコンソメを入れる

5)味をみて塩を加えつつ2~3分煮込み、沸騰したら卵をまわし入れ、火からおろして蓋をして1分置く(卵が固まるように)

6)スープ皿やカップに入れ、乾燥パセリを散らしたらできあがり

50594733_10218657648731708_2599180655531130880_o.jpg

<水分をやや控えめにしパンの量を増やし、食べるスープ風につくってみました>

◆本来は生ハムを使いますが、入手しやすいベーコンにしてあります。

◆スモークパプリカパウダーはわが家では甘口(ドゥルセ)を使いますが、辛いのがお好きな方は辛口(ピカンテ)でどうぞ。

とにかく時間ががからずに、あっという間にできるのにおいしい!!

ミガス同様、オリジナルは固くなったパンを使うカスティージャの羊飼いさん達のお料理です。にんにくとオリーブオイル、パプリカパウダーの香りで、「ああ、昔ながらのスペイン料理だ~」と、私の場合、しっかりとカスティージャの大地の風景が脳裏をよぎります。ぜひお家で作ってみてくださいね。

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。