1月6日に食べるロスコン・デ・レジェス。バレンシアのオススメはここ
1月6日は公現祭の祝日で、スペイン中がお休みになります。12月24日から続くクリスマスの
最終日ともいえる日で、翌日からは学校も始まり、クリスマスの装飾も消えて通常モードに。
この日のお約束がロスコン・デ・レジェス(王様のケーキ)というスイーツです。スーパーでは早くも
年末から冷凍物を売り出していますが、私は毎年5日に買いに行き、翌朝レジェス・マゴス(東方の
三賢王)から届いたプレゼントに狂喜する息子と一緒に頂きます。そう、スペインの伝統では1月5日の
夜中にラクダに乗ったレジェスがクリスマスプレゼントを持って来てくれるのです。
ロスコン・デ・レジェスはドーナツ型をした大きな甘みのあるパンで、上には赤や緑の砂糖漬けの
フルーツがのっています。そのままのこともありますが、横半分に切って、生クリームやカスタード
クリーム等のフィリングを入れることが多いですね。フィリングの中には、小さな陶器人形と乾燥ソラマメが
入っているのがお約束。陶器人形がアタリ、乾燥ソラマメはハズレとされていて、
ハズレだとロスコン代をもたなければいけないのだとか。
子供がいてもいなくても、スペイン人はこのロスコンが大好き。スペインのスイーツはイマイチ・・・と
思っている私も負けないくらい好きで、昨年はどうしてもおいしいロスコンが食べたく、ネットで調べたり、
バレンシア市内までリサーチに出掛けたりしました。
その結果、選んだのがルサファ地区にある人気カフェ『ドゥルセ・デ・レチェ』のロスコン。
店名になっているドゥルセ・デ・レチェもフィリングに少々使われていることが特徴です。
店内で一切れ食べることもできるので、大きなロスコンを買っても食べきれないという方は、
こちらでどうぞ。(上の写真はドゥルセ・デ・レチェのウィンドーに並んでいたロスコン)
実は、私は今回年末年始を日本で過ごしているので、ロスコンを楽しむことができません。
仕方ないので、夫にスーパーの冷凍物を買っておいてもらおうかと思っています。
食べないよりはいいかな、と(^^;)
この時期しか食べられないものなので、スペインにいるならぜひともお試しくださいね。
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筆者
スペイン特派員
田川 敬子
東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。
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