なんて贅沢！ 山の貸別荘で過ごすロハスな時間
先日、知人が経営しているステキな貸し別荘にお昼を食べに行ってきました。バレンシア市内からだと
高速道路と山道あわせて1時間15～20分ほどかかる標高約750ｍの山の中にあります。野生の山羊が
顔を出すくらい何もないところで、すぐ近くに管理人さん一家が住む家がなければまさに山の中の一軒家です。
廃屋を改装した石造りの建物には、バスルーム付きの寝室が4つ。それ以外にキッチンや暖炉のある居間、
ダイニングスペース、カードルーム、WC等の共有スペースがあります。数年前まで隠れ家的プチホテルを
経営していたオーナーが世界中から集めたというコロニアル＆アンティークテイストの調度品がそこここに
飾られていて、無国籍で独特な雰囲気を醸し出しています。これだけのものをセンス良くまとめられるってすごい！
＜暖炉のあるダイニング＆リビングスペース。ピアノもあります。隣人がいないのでいつ弾いても問題なし^^＞
＜4つある寝室はダブルルームで、各室とも最新式のバスルームを完備＞
キッチン以外に中庭にはパエージャやバーベキューができるスペースも。
別料金になりますが、管理人さんにパエージャなどのお料理をお願いすることもできます。
＜お料理が楽しくなるキッチン。この季節は別の場所にあるオレンジ畑のオレンジも食べ放題＞
建物の向かいには、無数のオリーブの若木が並びます。あと3年もすれば収穫ができるので、
有機オリーブオイルを作るんだとか。オリーブ畑の向こうには、ビニールハウスや鶏、馬、ウサギ小屋が。
宿泊客はビニールハウス内の有機野菜や果物は食べ放題で、毎朝産みたての卵ももらえるそうです。
ビニールハウスからとったばかりのレタスやラディッシュ、トマトに自家製オリーブオイルをかけたサラダは
とても美味しかった！ ちなみに、かわいいウサギちゃん達は食用だとのこと（TT）。
ええ、バレンシア風パエリアにはウサギ肉と鶏肉が入っています・・・
＜左：オリーブ畑の向こうにはビニールハウスと動物スペース、右：ビニールハウスの中＞
さて、こんな山の中でどう過ごしましょう？ トレッキング、青空の下でのランチや読書、おしゃべり、
夏には小さいながらプールも使えます。Wi-Fiもしっかりあるので、退屈はしないはず。
夜は暖炉を囲んでくつろいだり、満天の星空を眺めたり。日常生活とは流れる時間の速さが違う、
贅沢な休日を過ごせますね。アクティブに行動したい方は、車を出せばワイナリー見学（近くにバレンシアの
トスカーナと呼ばれるワイン産地あり）やハティバやアルマンサといったお城のある町の観光も可能。
1時間ほど運転すれば、地中海のビーチに行くこともできます。
滞在は1週間単位、もしくは金土日の2泊3日で、一軒丸ごと借りることになります。1週間はちょっと長い気が
しないでもないので（^^;）、週末の3日間を気の合う友人達とのんびりと過ごしたいな～と思っているところです。
公共の交通機関では行けない場所なので、ハティバ（Xátiva）、モイセン（Moixent）、アルマンサ（Almansa）
などの駅からの送迎は相談してみてください。
電話： +34-658-962-658
スペイン語か英語の対応になりますが、日本語をご希望の方は私にご連絡ください。
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筆者
スペイン特派員
田川 敬子
東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。
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