モンゴルを食そう!~モンゴルのご当地名物①~

公開日 : 2018年03月30日
最終更新 :
筆者 : みき

だいぶ暖かくなってきて、春を感じることができる今日この頃ですね!みなさん、お元気ですか?みきです!春といえば、日本ではたくさんの植物が芽吹く時期ですよね?モンゴルでも植物が徐々に芽吹いてきますが、モンゴルは日本と植生が大きく異なります!日本では、照葉樹林と呼ばれる、葉がてかてか光っている植物(椿など)や、夏緑樹林と呼ばれる夏に青々とした葉が生い茂り、秋に枯れるという植物(ミズナラ・カエデなど)が多いのですが、モンゴル、特に南部のゴビ地方では、木や植物はまばらに生えています。草原だったり、砂漠だったり...こんな様々な顔を持つモンゴルだったら、きっと各県のご当地名物?!があるに違いない!!と思いますよね?例えば、日本だったら福岡の明太子、広島のもみじ饅頭、鹿児島のさつま揚げ、岩手県のわんこそば等...。各県、こんなにご当地名物あるの?!っていうぐらい各県とても力を入れてます。そのため、調べてみたところ...ありました!ゴビ地方で見られるご当地名物!!今回はそのご当地名物フムル(=хөмүүл)について紹介していきたいと思います。

【ご当地名物?!フムルとは??】

 フムルというのはニラ科の植物で、日本語では「蒙古ネギ」と呼ばれています。ちなみに蒙古ネギ、インターネットで調べても日本語のサイトでは出てこないほど、マイナーな植物なんです(中国語では沙葱)...。イメージは「何かの細い茎」という感じで、日本のアサツキやネギを若干細くした様な姿をしています。ちなみにゴビ地方の羊はこのフムルを一年中食べて成長するので、モンゴルのお肉の中でも最高の評価をもらっているみたいです。

【どうやって食べるの?】

 生でも食べれないことはないらしいのですがモンゴルの家庭では、塩漬けにされたフムルを小麦粉と水で練った皮でひき肉を包み蒸したモンゴルの伝統料理ボーズ(=бууз)と一緒に食べたり、お米に入れて炒めたりして食べているみたいです。塩漬けにされたフムルは高菜に近い味がして最高においしいんです!!ただし、あくまでもニラ科なため、食べすぎると、少し話す相手に気を使わなければいけないかもしれません。

このフムルはスーパーやザハ(市場)等で塩漬けにされたものが瓶詰にして売られています。値段はマチマチで、5000Tg~10000Tgぐらいです。結構大きめの瓶に入っているため、友達や知り合いとシェアしてもいいと思います。写真の瓶詰フムルはговийн хөмүүл(ゴビのフムル)と書かれています。

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塩漬けされたフムルはきゅうりと相性抜群★

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チャーハンにしてもおいしい♪

モンゴルにはボーズ(=бууз)や揚げ餃子のホーショール(=хуушуур)など美味しいお肉料理がたくさん存在するのですが、このフムルはおいしいモンゴル料理をさらに美味しくしてくれる名わき役です。ガイドブックにも載っていないこのフムル、モンゴルに来たらぜひ食してみてください!

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