オーストリアでじゃがいもを買う時の見分けかた

公開日 : 2019年01月21日
最終更新 :
筆者 : Obi

Servus!突然ですが、オーストリア料理で欠かせない食材といえば!?

肉?確かに!ソーセージ?それもある!チーズ!うん、よく出てくる!しかしもっと...いつも何らかの料理に形を変えて出てくる食材...。

じ ゃ が い も !!

ソテーにサラダ、ポテトフライ、Knoedelなど色々な料理に使われるじゃがいも!筆者もカレーやシチューなど日本料理を作る際に購入しますが、炒めたり煮込んだりしたら形が崩れてしまったり、サラダやマッシュポテトを作ろうと茹でて潰そうとしたら全く崩れないということがあったんです。そう、こちらでは料理によってじゃがいもの名前が違うんです。そこで今回はオーストリアでじゃがいもを買う際に判断すべき品種の違いをご紹介します。

我が家で隣の農家から買っているじゃがいも1袋につき20kg。畑作業をしていたトラクターに乗せてそのまま畑を乗り越えて「じゃがいもだぞーー!」と土をまき散らしながら我が家の駐車場へ勢いよく突入して届けてくれました。ダイナミックすぎる。

IMG_9471.JPG

さて、それでは主にこちらで見かけるじゃがいもの種類を...。

◆Vorwiegend festkochend◆

IMG_7136.JPG

あまり煮くずれしないじゃがいも。袋にはどの料理に適しているかも書かれていたりするので目安にするといいかも。

IMG_7135.JPG

炒め物や揚げ物、じゃがいも団子のKnoedelに向いているようです。日本料理だとほどほどに煮崩れたじゃがいもが好みならカレーや肉じゃがなどに使えますね。

◆Festkochend◆

IMG_0747.JPG

写真ではSpeckigeと大きく書かれていますが、これはFestkochendと同じ。これは煮崩れしないじゃがいもです。

IMG_0748.JPG

これはオーストリア風ポテトサラダ(潰さずに一口大に切って酢を和えるので崩れないタイプが適しています)、炒め物、ソテーなどにぴったり。Vorwiegend festkochendのじゃがいもに適している料理も作れるので全く崩れないか程よく崩れた方のどちらが好きかで決めると良いですね。ただしこれでマッシュポテトや日本風のポテトサラダを作ろうとすると大変なのでこれらを作る時は最後に紹介するじゃがいもを使うと簡単です。

◆mehlig kochend◆

IMG_0814.JPG

püreeとも書かれていますが、その名からも想像が付くようにこれは煮崩れするタイプ。

マッシュポテト、ニョッキ、スープ、Knödel、ポテトフライなど...。日本風ポテトサラダ、コロッケ、グラタンもこちらのじゃがいもがぴったり!これで炒め物を作るとちょっとぐちゃぐちゃになってしまうので完全に崩す必要がある料理を作る以外なら始めのVorwiegend festkochendが無難ではないでしょうか。

いかがですか?ちょっと思ったようにいかないなという時はもしかしたらじゃがいもがその料理に適していないのかも?今回の記事が皆様のより良いオーストリア料理、日本料理を作る際の参考になれば幸いです!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。