裏ではこうなっている!デポジットが返ってくるビール瓶の回収機

公開日 : 2018年02月09日
最終更新 :
筆者 : Obi

Servus!オーストリアを訪れたら多くの方はスーパーへ行くと思います。お土産や食事、その土地ならではの食べ物など見ているだけで楽しいですよね。さて、そんなスーパーで見かけるのがこの機械。

IMG_6812.JPG

ビール瓶の回収機。お店で買ったビールやジュースの空き瓶をここに入れればデポジットが返ってくるんです。ビールをよく飲む我が家ではかなりの空き瓶が出るので1回の回収で10ユーロ以上返ってきたことも...笑

ちなみにどのように返金されるかというと、現金でなく機械から返金分の値段が書かれた紙が出てきてそれを金券としてそのお店で使えるという仕組み。(※写真の機械では中央の瓶投入口右下にあります)操作は特に難しくなく、ただ瓶を中央に倒して入れれば自動で回収され終わったら金券が出てくるので初めて使う人でも安心!ドイツ語の他に英語表記に切り替えることが出来る機械もあります。

瓶をケースごと持ち込んだ場合は下にそのまま置けばこちらも自動で回収されます。

IMG_6813.JPG

そんな瓶の回収機。表は見たことはあっても裏側まで見たことのある人はあまりいないのではないでしょうか。今回はそんな回収機の裏はどうなっているのかをご紹介します!

早速機械の裏へ回ってみると...?

こちら機械の投入口の裏。

IMG_6809.JPG

上から流れた来た瓶は落ちてそのまま立った状態で流れて行きます。

ちょうど瓶が投入された直後の様子。

IMG_6814.JPG

区切られているとはいえけっこうな高さで瓶が落ちるたび大きな音がするので割れるものもあるんじゃないかと心配になります・笑

流れた瓶は台の隅へ...。

IMG_6810.JPG

元々ビールが入っていた瓶...、ここまで来るのに長く放置されたものもあるのでしょう。時々強烈なニオイを発しているものも...。

こうして裏に溜まった瓶、どうやって更にメーカー毎に分別しているのかというと...

手 動 な ん で す。

流れてきた瓶、ケースは溜まるとそれ以上受け付けずストップしてしまうのでそうなる前に裏で店員さんが一つ一つメーカー毎に仕分けているんです。てっきり裏でも自動でケースに瓶が入ってどんどん流れているものだと思っていた筆者は一本ずつ仕分けている店員さんの姿を見て驚きました。

この大量に積み上がったビールケースも全て同じメーカー毎に揃えられています。そう考えるとバラで投入されるよりビールケースそのままで持ち込んでもらった方が楽かもしれません...。

IMG_6811.JPG

しかし1人あたりが持ち込むビールの量の多いこと...。

IMG_4739.JPG

いかがでしたか?この裏側を知ってから筆者は大量にビール瓶を持ち込んだ時はちょっと申し訳ない気持ちになっています...笑

なお、この回収機についてよく見かけるトラブルとしてプラスチックを持ち込んだドイツ人がドイツでは出来るのにオーストリアでは回収出来ない!と戸惑うケース。単に回収機の調子が悪くて上手く流れないこともありますが、このようにそもそも回収されないケースもあるので気になる方は店員さんに聞いてみてください。(※筆者が今のところ周りのお店で確認している回収対象はビール瓶、ヨーグルトやジャムの瓶(ミニサイズではなく大きなサイズ)、ジュース、水の瓶です)

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。