見慣れてもやっぱり怖い...。オーストリアのなまはげクランプス
Servus!筆者が特派員となって2年、毎年この時期はこちらとこちら でオーストリアのなまはげ、クランプスについてご紹介してきました。そして今年も今月5日にクランプスの行列が行われたので今回はその時の様子についてご紹介したいと思います。
そもそもクランプスとは12月5日にやって来る聖ニコラウスのお供。良い子にはニコラウスがナッツやチョコなどのお菓子をくれますが、悪い子にはクランプスがやって来ます。クランプスは大きなカウベルを背負ってそれを鳴らしながらやって来るのでこの日が近づくと子どもが言うことを聞くようになるから助かると話すお母さんも。
主人が子どもの時はクランプスが家までやって来たようで、やんちゃだった彼はお兄さんと一緒に暖炉の下に隠れていたそうです・笑
さて、そんな5日の夜、クランプスの行列を見に集まった人達のいる広場に突如カウベルの音が響き渡ります。いよいよニコラウスとクランプスの登場です!
今年はクランプスの数が多かったそうでカウベルの音もかなりの騒々しさ...。まずはニコラウスがお祈りをするのですが、毎年怪我人が出るほどの混乱なので今年はお祈りの最後に「ワシがいなくなったらクランプスが来るが今のうちに子どもや家族連れは後ろへ避難するように」 という注意が出たほど・笑
子ども達がニコラウスからプレゼントを貰って数分後、遠くで爆竹が鳴り広場に向かってくるカウベルとたくさんの足音。ニコラウスのあとは悪い子をお仕置きするためにクランプスがやって来るのです。筆者は今年で3回目のクランプスですが、慣れてもやはり怖いです・笑
写真を撮ろうと前に出る人達、悲鳴を上げて逃げる人達と反応は様々。
逃げまどう人達を追いかけるクランプス。
こちらはクランプスに捕まりお仕置きされている男性。
大人には容赦ないですが、子どもには優しいクランプス。このクランプスは子ども達の頭を撫でて良い子にするようにと話しかけていました。
休憩していたところを写真に撮ろうとしたら威嚇されました...。
(ちなみにクランプスの1人に日本でこのイベントの事を紹介するつもりだと話したら「最高だね!」と話していました・笑)
いかがですか?日本のなまはげと比べられるクランプスですが、なまはげの方が可愛く思えるほどの怖さですよね。
来年の冬は是非オーストリアで生のクランプスを体験してみては?
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