南チロルのかわいい町ブリクセン
ゼアブス!ご存知の方も多いと思いますが、チロルはオーストリア側の東、北チロルの他にイタリア北部の南チロルに分かれています。南チロルは第一次世界大戦で敗北するまではオーストリアの領地だったのでここに住む人達はイタリア語よりもドイツ語(もちろんチロル訛り!)を話す人が多く、町もオーストリアの国旗を窓にペイントした家やオーストリアとイタリア国旗の両方を掲げているところもありオーストリアに属していた時の名残りが濃く残っています。
今回はそんなインスブルック南チロルのブリクセン(伊:ブレッサノーネ)へ行ってきたのでこの町の様子をご紹介します。
インスブルックからブリクセンまでは車で約1時間、ブレンナー峠を越えて行きます。
窓の外に見える景色はチロルの高い山々から一転して一面ブドウやリンゴの木々に変わります。
この一面の畑を過ぎるとホテル街へ入りブリクセンの旧市街へ抜けます。
こうして見るとオーストリアの田舎町のようですが、オーストリアと違うのはあちこちからイタリア語が飛び交うところ。
ドイツ語・イタリア語が話される地域なので町の標識、建物にもイタリア語とドイツ語の両方が併記されています。
このブリクセン旧市街で必見なのは大聖堂と回廊。大聖堂入り口からの通路は亡くなった司教達が埋葬された壁が並んでいました。
そして見逃せないのが聖堂の回廊の天井画。
外の喧騒と打って変わって聖堂・回廊はとても静かで時を忘れて見入ってしまいます。
またこの近くの広場では週末になると市場も開かれていてここはイタリアらしくたくさんのパスタやチーズ、スパイス、ワインなどが売られていてちょっとしたお土産探しにもおすすめ。
国は違えど同じチロルなのでディアンドルやオーストリア側のチロルの町名が書かれた絵葉書なども売られていました。
日帰りでも十分に堪能出来る南チロルはこれからの季節におすすめの観光地ですよ!
ブリクセンへはインスブルック中央駅から電車で1時間30~2時間。電車はこちらから。(※サイトのonline ticketからチェック出来ます。innsbruckまたはinnsbruck HBF、Brixen im Thaleで検索してください)
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