オーストリアでの結婚はこんな感じ!
ゼアブス!
今回はオーストリアの結婚式についてです。
オーストリアでの結婚には2種類の方法があり、流れは以下のようになっています。
①教会婚
②市役所での入籍のみ
教会婚の場合
•市役所で入籍手続き...
こちらは後で詳しく書きますが、挙式の前に②の手続きを行い入籍を済ませます。この入籍手続きが午前中なので教会での式は午後から始まります。
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•教会での挙式...
ミサが行われます。ミサの途中で新郎新婦が挨拶に一人一人に歩いて回ったり、親族によるちょっとした出し物もありました。
これは知り合いの結婚式の様子ですが、この時は合唱団の歌から始まり新郎新婦の入場ではモーツァルトの曲が流れました。また、ミサの途中には親族によるヨーデルの演奏があったのですがそこはチロルらしいと思いました(笑)
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•近くの会場で簡単な立食パーティー...
新郎新婦、親族がゲストにお酒や食べ物を用意してゲストへの挨拶をします。しばらく談笑した後は次のパーティー会場へ向かいます。
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•結婚パーティー...
ホテルで夕方から明け方まで行われます。仕切るのも出し物も全て新郎新婦や親族が行います。
ちなみに途中で社交ダンスがあるのですが、オーストリア人はもちろん他のゲスト達も社交ダンスが出来て当たり前で私1人だけ踊れず空しい思いをしました...(笑)
ケーキ入刀を始め、明け方頃まで余興は続きようやくここで解散です。
新郎新婦側もですが、朝から翌日の早朝あたりまで続くので慣れていないとゲストもかなり疲れます!
入籍手続き
•市役所で簡単な手続き...
特に教会での挙式が必要で無いカップル、カトリックから抜けたオーストリア人、夫婦どちらかが別の宗教を信仰している場合は入籍手続きだけで済ませることが多いです。
知り合いの結婚式で疲労困憊になり教会婚への憧れも冷めていた私とカトリック信者を辞めた主人との意見も一致し、迷わず私達夫婦はこちらを選びました。
手続き会場。
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•市役所の職員による誓いの言葉と指輪交換...
オーストリア(ドイツもらしいです)では結婚指輪は右手薬指につけるのが一般的ですが、
特に右手じゃないといけないということはないそうです。私達夫婦は私に馴染みのある左手薬指にしました。
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•結婚証明書(入籍届にあたります)に新郎新婦、仲介人がサイン...
このサインで晴れて結婚が認められたことになります。
これで結婚の手続きは全て終了となりますが、私達夫婦の場合はこのあとにレストランで食事会をしました。
このように挙式、または入籍手続き、その後の結婚パーティー...これらが済んだらようやく全て終わり...
と思いきやそうではありません!
式を終えたばかりの新婚夫婦がしなければならないことがもう1つあるのです。
それは夫婦となって初めて家に入る時は夫が妻を抱き上げて中に入ること!
帰ったら近所の方からこんなお祝いが置かれていて、全員でグラスの水を飲み干した後に主人が私を抱えて家に入りました。
この時は玄関だけで済みましたが、帰ったら夫婦の部屋もこのように飾り付けされてもっとすごいことになっている場合もあるとか...・笑
ちなみに、日本でいうご祝儀もあるのですが、一般的には30~100,200ユーロほどが適当だそうです。
私達は身内だけ集めた小さなパーティーではありましたが、出会った地元の人達や観光で来ていた人達もお祝いしてくれてこれまで何度と訪れていた町とはいえ、その時初めて観光客としてではなく住民として彼らが受け入れてくれたような気がしたのと同時に自分はこれからオーストリアに住むんだと改めて覚悟を決めた日でもありました。
いかがでしたか?
簡単な説明ではありましたがオーストリアの結婚がどのようなものか上手くお伝え出来たら幸いです。
もし、旅先で結婚した人達に出会ったらAlles Gute!とお祝いしてあげてくださいね!
時には町で奇抜な格好やレーダーホーゼンを来て昼間から歌ったり酔っ払っている男性達にも遭遇するかもしれません。これは結婚を控えた男性が友人達と独身最後のハメ外しを楽しんでいる状態なので彼らにもぜひお祝いの言葉をかけてあげてください・笑
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