No.477ここらで復習!フランス旅行の基本の基本!学校カレンダーは要チェック!
ずっと以前No.26に書いたことがありますが、フランスで旅行を計画する際、最初にチェックすべきなのは、通称「学校カレンダー」です。要するに、学校の休暇時期を定めたもの。
フランスには、A,B,C三つのスクールゾーンがあり、休暇時期はゾーンごとに異なるのです。
2016年にフランスでは地方合併が行われ、No.26の記事執筆当時とはスクールゾーンの分け方も変更されました。現在のスクールゾーンA,B,Cは、こちらのサイトの地図が一番見やすいと思うので、是非参考にしてください。
©Ministère de l'éducation nationale
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教育省が定める学校カレンダーは、だいたい一年先までしか定まっていません。例えば、今現在わかるのは、2018年9月から2019年7月までの現行カレンダーと、2019年9月から2020年7月までの来年度のカレンダーのみです。
上の図は、2018-2019年度版の学校カレンダー。左から縦にひと月ずつ2019年9月~右端の2020年8月まで並んでいます。オレンジのラインが入っているところがAゾーン、ブルーがBゾーン、緑がCゾーンの休暇期間となります。
見てわかるように、夏休み、全聖人祝日(11/1)の休暇、クリスマス休暇は、どのゾーンも一斉に休暇に入ります。平日はそれほどでもありませんが、休暇中の週末は移動する人が多いので、交通機関は混みあうのが常。特にクリスマス前後はご注意ください。
夏休みは休暇期間が長いので少し様子が異なりますが、やはり休暇に入る最初の週末、また7月後半から8月15日ごろまでの週末は、どこもかなり混雑しますので、観光にいらっしゃる方は、できれば週末の移動は避けたほうが良いでしょう。
冬休み(2月休み)は、スキーに出かけるフランス人が多いので、アルプス方面の交通機関が混雑します。特にパリを含むCゾーンの休暇中の週末は混雑を極めることが多くあります。
春休み(復活祭休み)は、復活祭の週末は連休(今年は4/20-22日)となるほか、5月1日の労働祭も祝日なので、そのあたりで旅行に出かける人も多いようです。
2019年のフランスの祝日については、最近こちらの記事にまとめましたので、よろしければご覧ください。
まとめると、旅行の日程がフランスの学校休暇と重なる場合は、下の二点を心がけるだけで無用なトラブルを避けることができます。
1. 週末の移動はできれば避ける。
2. 宿泊、交通機関とも早めに予約する。
なお、学校カレンダーは、教育省サイトこちらのページで公開されています。
旅程を立てる際は、是非参考にしてください。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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