No.472子連れ旅行の前にチェック!フランス各都市市内交通の子ども料金まとめ
フランスには私鉄なるものが存在せず、全国をつなぐ鉄道は、フランス国鉄(SNCF)のみです。
各都市には、市内交通網として、地下鉄、トラム、バスなどが走っていて、これらは、それぞれの都市ごとに別会社が運営しています。
パリRATPのバス ©Kanmuri Yuki
たとえば、パリの地下鉄、トラム、バス、またRER(パリとその周辺を結ぶ鉄道)の一部を運営するのはRATP(エールアーテーペー)社、北部リールとその周辺の地下鉄、トラム、バスを管轄するのはTranspole(トランスポル)です。(*注*トランスポルは、来週1月28日から、Ilévia(イレヴィア)に生まれ変わることが決まっています)
フランスで子連れ旅行の場合、子どもの運賃は、払わなくていいのか、払うべきなのか。子ども料金はあるのか?あるとしても何歳までか?迷うことも多いと思います。
その答えは、一言でいえば「都市ごとに異なる」というのが正解。
下に主な都市の現行子ども料金をまとめてみましょう。
・
【パリ(Paris)】
・4歳未満の子どもは、地下鉄、トラム、RER、バスともに無料。ただし座席を独占しないことという建前があります。
・4歳から10歳までは、半額となります。
・2019年9月1日から、Pass Navigo(定期券)は、11歳まで無料、中高生は半額となる予定です。
【リール(Lille)】
・4歳未満は無料。
・4歳から25歳までは、定期券であれば、割引料金あり。
【リヨン(Lyon)】
・4歳未満は無料。
【ボルドー(Bordeaux)】
・5歳未満は無料。
・5歳から10歳までは、一年有効なパス(月11.6ユーロ)ピチュン(Pass Pitchoun)を利用することができます。
【トゥールーズ(Toulouse)】
・4歳以下は無料。
【ナント(Nantes)】
・大人同伴の6歳未満の子どもは無料。12歳未満の子ども、18歳未満の未成年者、また60歳以上にも、それぞれ割引料金があります。
【マルセイユ(Marseille)】
・親同伴の6歳未満は無料。6歳から10歳までへの割引料金あり。
【モンペリエ(Montpellier】
・大人の膝の上に座る3歳以下の子どもは無料。
【ストラスブール(Strasbourg)】
・4歳未満は無料。また、4歳から18歳の子ども、25歳未満、65歳以上のシニアの割引料金あり。
こうして並べてみると、4歳が目安になる町が多いものの、未満であったり以下であったり、また、5歳、6歳というところもあり、実にまちまちです。
そういえば、以前住んでいたフィレンツェでは、年齢ではなく、子どもの身長で料金を払うか払わないかが決まっていました。国によっても町によってもいろいろですから、子連れ旅行の際は、出発前にできるだけ調べておくことをお勧めします。
(冠ゆき)
参考記事:Internaute
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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