No.471カトリーヌ・ドヌーヴの断捨離は、スケールもグレードもちょっと違う

公開日 : 2019年01月17日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

フランス女優カトリーヌ・ドヌーヴ。75歳となった今も、一挙一動が注目される人物のひとりです。

カトリーヌ・ドヌーヴは、故イヴ・サン=ローランとの友情が厚かったことでも知られています。

当然ながら、公的場面でもプライベートな場面でも、彼女はイヴ・サン=ローランによる衣装を多くまとってきました。例えば、エリザベス女王に拝謁したときの衣装をデザインしたのも、映画『昼顔』の衣装を手掛けたのも、イヴ・サン=ローランです。

逆に言えば、イヴ・サン=ローランにとっては、カトリーヌ・ドヌーヴは創造力をかきたててくれるミューズでもありました。

また彼女は、2008年にイヴ・サン=ローランが亡くなった時には、葬儀でウォルト・ホイットマンの作品を朗読しています。

そのカトリーヌ・ドヌーヴが、300点以上に及ぶイヴ・サン=ローランの衣装を手放すことを決めました。それにあたり出した声明では、「思い出深いドレスの数々を手放す決意は、メランコリックな思いを伴うものであった」と打ち明けています。

半数は来週2019年1月24日パリのChristie'sで競売にかけられ、半数はインターネットオークションにかけられます。

Christie's(クリスティーズ)は、言わずと知れた世界最大手のオークションハウス。ピカソ、ゴッホ、レンブラント、ダヴィンチなどの名作も扱えば、イギリス王室に託された品も扱う格の高さで知られます。

パリのクリスティーズでは、オークションに先立ち、1月19日~24日までこれらの衣装を無料で公開展示する予定です。住所は、9 avenue Matignon 75008 Paris。

また、カタログブックも同社から30ユーロで発売されています。購入サイトはこちら

多くが一点物であるという衣装たち。お下がりと呼ぶにはあまりに華やかですが、カトリーヌ・ドヌーヴのお下がりを手に入れる機会かもしれません。

オークション会場は敷居が高いけれど、という方は、1月23日~30日まで開かれるオンライン・オークションを覗いてみてもいいかもしれませんね。サイトはこちらです。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。