No.441『ゴーモン120年の映画』展、リールで無料公開中!

公開日 : 2018年09月21日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

フランスへ行ったことがある方は、ゴーモン(Gaumont)という名前を目にしたことがあるのではないでしょうか。特にパリにはゴーモンの名を冠した映画館がそこここにあるため、入ったことはなくても、そのロゴに見覚えがある方も多いはず。

映画館というと映画配給ですが、実はゴーモンは映画製作会社でもありました。それも、1895年創立で、現存する世界最古の映画会社なのです。

ところで、ゴーモンのロゴには、花びらのようなものが描かれていますが、これは実はマーガレットの花を表します。というのも、創業者レオン・ゴーモン(Léon Gaumont)の母親の名前はMarguerite(マルグリット)。マルグリットは、フランス語ではマーガレットを指します。レオン・ゴーモンは、これにちなんで、最初のロゴにマーガレットの花の絵をあしらったのです。その後ロゴは何度か変わりましたが、マルグリットの花びらは今も残っているというわけです。

ゴーモン社は、3年前創業120周年を祝うにあたり、同社と映画の歴史120年を振り返る展覧会を開きました。

あちこちで公開されてきた、この『ゴーモン120年の映画』展。現在、No.440 で紹介したコメディ映画祭(Festival CineComedies)の企画の一環で、フランス北部リールで見ることができます。

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リウール宮殿

場所:リウール広場のリウール宮殿(Palais Rihour de Lille)。

住所:Place Rihour, Lille

開館時間:水曜~日曜の10時~18時

2018年10月7日まで

入場無料

長いのか、短いのか、120年の映画史を俯瞰するまたとない好機。お近くを通られる方はぜひお運びください。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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