No.437この夏ノルマンディ、トゥルーヴィルを賑わす日本文化イベント
フランスの夏は、物事があまり捗らない季節です。多くのフランス人がヴァカンスを取って都市部を離れるのですから、当然と言えば当然。
パリのような観光客の多い地域を除いて、町中は閑散とし、商店もレストランも軒並み夏休みに入ります。この「閑散」感は、社会全体に漂い、メディアもそれを反映し、読み応えのある記事が少ないないように感じます。
では、夏はフランスの文化イベントはゼロなのかというと、実はそうではありません。
都市部ではなく、ヴァカンス客でにぎわう海辺の町で、繰り広げられるのです。
トゥルーヴィルの海辺
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例えば、パリから最も近い海辺としてパリジアンの人気が高いノルマンディのドーヴィルやトゥルーヴィル、オンフラールなどでは、人口の急増する夏の間、毎日のようにコンサートや優雅な競馬、展覧会などが開催されます。
こちらの2本の記事(日仏友好160周年をパリで祝う「ジャポニスム2018」のイベント紹介~「展覧会」「映像」編と、「舞台公演」「屋外イベント」編)にまとめたように、この夏から2019年2月まで、フランスではジャポニスム2018イベントが数多く予定されています。
その口火を切るように、海辺の町ではすでにこの夏休みから、多くの日本関係のイベントが始まっています。例えばトゥルーヴィルでは、日本人アーティスト福田毅の展覧会が11月4日まで開催中です。
住所:32 boulevard Fernand Moureaux, 14360 Trouville-sur-Mer
Tel: +33 (0)2 31 88 16 26
また、他にも、折り紙やハンドクラフト、和食料理、粘土での招き猫作り、漫画などのアトリエが開かれています。
夏休みのアトリエは子供向けが多いですが、和紙を使ったハンドクラフトは大人向けで、夏のあと、10月27日と11月3日にも予定されています。また、9月1日には、海辺での合気道や指圧のデモンストレーションもプログラムに並んでおり、面白い試みに思えます。
各種アトリエの参加費は、一人6ユーロ。ハンドクラフトは20ユーロ。詳しくは上述の美術館にお問い合わせください。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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