No.430フランスの砂浜人気ベストテン!by TripAdvisor

公開日 : 2018年06月23日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

ヨーロッパのフランス本土は、大きく分けて、地中海、大西洋、イギリス海峡と、三つの海に面します。そのため海岸線もかなりの長さで、その約三分の一が砂浜と見積もられています。

山を好むフランス人も増えてきたというニュースをつい最近見かけましたが、それでもなお夏のバカンスの行き先は海というのが王道のこの国。美しい砂浜は今も昔も変わらず人気があります。

先頃トリップアドバイザーが、「フランスで最も美しい砂浜ランキング」のトップ10を発表しました。10位から逆順に、下に紹介しますので、 夏のフランスの海辺選びの参考にしてみてください。

第10位:ウィッサン(Wissant)の砂浜

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©B.Baudesson

10位に選ばれたのは、フランス北部ウィッサンの砂浜です。 オパール海岸と呼ばれる北部の海岸の海は、イギリス海峡。ウィッサンは、以前こちらの記事で紹介したブラン・ネ岬(Cap Blanc-Nez)とグリ・ネ岬(Cap Gris-Nez)の、ちょうど間に当たります。

第9位:ラマチュエル(Ramatuelle)のパンプロンヌ(Pampelonne)浜

9位は南仏コートダジュールを代表するリゾート地のひとつサントロペ(Saint-Tropez)近くの小さな町ラマチュエルが地中海に面する砂浜です。

第8位: アンダイエ(Hendaye)の砂浜

8位は、フランス最南西、スペインとの国境に近いバスク地方の街アンダイエの海岸です。 当然ながら大西洋に面しています。

第7位: ボニファシオ(Bonifacio)のプティ・スペロヌ(Petit Spérone)浜

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ボニファシオの海

続いて7位はコルシカ島のボニファシオにあるスペロヌ海岸です。ボニファシオはコルシカ島の最南端に位置する街ですが、プティ・スペロヌ浜は、その南東にあります。以前こちらの記事に書いたこともありますが、コルシカは野生味ある島で、いわゆる大型リゾートホテルのようなものは、まず建っていません。高速道路も走っておらず、不便な点もありますが、そのぶん自然の美しさが残っているように思います。

第6位:ル・トゥケ(Le Touquet)の海岸

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Le Touquet ©Olivier Caenen

第6位はフランス北部オパール海岸の町ル・トゥケの砂浜です。ル・トゥケは、エマニュエル・マクロン現フランス大統領の家があることで、一躍話題に上ることが増えましたが、元々避暑地として知られており、例えばこちらの記事に書いたように、モナコ大公にも愛された砂浜を持っています。

第5位:サン・フロラン(Saint-Florent)のサレクシア(Saleccia)浜

5位に選ばれたのは、再びコルシカ島の砂浜。 ただしこちらは7位のボニファシオと対をなすようなコルシカ島北部の町サン・フロランの砂浜です。

第4位:ドーヴィル(Deauville)の砂浜

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ドーヴィル

4位は、ノルマンディーのドーヴィルの砂浜です。パリから最も近い海辺のため、7月8月はもちろんのこと、春や秋の天気の良い週末は、バリジアンたちがこぞって避暑に来るため、人口が一気に増えます。

優雅な競馬場やカジノも充実しているリゾート地です。ドーヴィル紹介は以前こちらhttps://www.cafeglobe.com/2016/04/054151trouville.htmlに書いたので、興味のある方はお読みください。

第3位:ポルト・ヴェッキオ(Porto-Vecchio)のパロンバジア(Palombaggia)浜

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パロンバジア浜

3位はまたもやコルシカ島。 南東の街ポルトヴェッキオから突き出す半島にある長いパロンバジア浜です。パロンバジアのあたりは、高級別荘地が並ぶことでも有名です。

第2位: ビアリッツ(Biarritz)のバスク(Basques)海岸

2位は、バスク地方ビアリッツのバスク海岸。大西洋二つ目のエントリーです。

第1位:サン・マロ(Saint-Malo)のシヨン(Sillon)浜

ブルターニュのサン・マロは、城壁に囲まれた町で、イギリス海峡を前に砂浜が広がります。ハイシーズンには人口が倍増どころか、4倍にもなる観光地でもあります。

こうして見ると、海としては地中海が4箇所、英国海峡が4箇所、大西洋が2箇所選ばれた計算です。正直、地中海の圧勝と思っていたので意外ですが、フランス北部の観光推進を応援する立場としては、なかなか嬉しい結果でした。

なお、この統計は砂浜を対象としたものですが、絶壁や岩場の多い海岸線も対象に入れれば、また違った結果がでることでしょう。

フランスの海、ぜひ見にいらしてください。

(冠ゆき)

参考サイト:TripAdvisor

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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