No.351この冬パリの『山』の上でスケートしませんか?
私がまだ日本の大学に通っていたころ、「パリには山がいくつあるか?」と研究室で盛り上がったことがありました。フランス語で山は「モンターニュ」。○○山は、「モン○○」と言います。つまりは、モンマルトルやモンパルナス、モンスーリは、もともと小高い土地だったと考えられるわけです。また、丘と言う意味のbutte(ビュットゥ)が名についたビュットゥ・オ・カイユなどもそのひとつに数えられます。ただし、今では、山と聞いてピンと来るのは、モンマルトルくらいかもしれません。
モンパルナス © Paris Tourist Office - Photographe : David Lefranc
さて、そんな元「丘」のひとつモンパルナスには、モンパルナスタワーが建っています。タワーとは呼ぶものの、実際はビルで、その屋上は、有料のパノラマ台です。
この屋上が、なんとこの冬はスケート場に変身することになりました。
期間は2017年2月10日から3月5日まで。
住所を一応書いておくと、33 avenue du Maine パリ15区ですが、メトロや電車、バスでモンパルナスに行けば、すぐ目に付く高いビルがそれです。
59階のパノラマ台に出現するのは200平方メートルのスケートリンク。
スケート靴はその場で借りられます。2歳から入場できる小さな子ども用にはそりの準備もあるそうです。
もちろん、ホットチョコレートやホットワイン、シャンパーニュのバーも併設される予定だそうで、大人も子供も楽しめそうです。
© Paris Tourist Office - Photographe : Fabian Charaffi
嬉しいことに展望台の入場券が、そのままスケート場の入場券となります。
お値段は、大人が15ユーロ、学生(16-20歳)12ユーロ、子ども(7-15歳)9.5ユーロ。7歳未満は無料です。
開場時間は、次の通り。
月曜―金曜:12時~20時
土・日:10時~20時
パリの山の高台でのスケート、なかなか乙な体験となりそうです。
滑りに行かれる方、どうぞ手袋だけはお忘れなく!
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。