No.351この冬パリの『山』の上でスケートしませんか?

公開日 : 2017年01月28日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

私がまだ日本の大学に通っていたころ、「パリには山がいくつあるか?」と研究室で盛り上がったことがありました。フランス語で山は「モンターニュ」。○○山は、「モン○○」と言います。つまりは、モンマルトルやモンパルナス、モンスーリは、もともと小高い土地だったと考えられるわけです。また、丘と言う意味のbutte(ビュットゥ)が名についたビュットゥ・オ・カイユなどもそのひとつに数えられます。ただし、今では、山と聞いてピンと来るのは、モンマルトルくらいかもしれません。

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モンパルナス © Paris Tourist Office - Photographe : David Lefranc

さて、そんな元「丘」のひとつモンパルナスには、モンパルナスタワーが建っています。タワーとは呼ぶものの、実際はビルで、その屋上は、有料のパノラマ台です。

この屋上が、なんとこの冬はスケート場に変身することになりました。

期間は2017年2月10日から3月5日まで。

住所を一応書いておくと、33 avenue du Maine パリ15区ですが、メトロや電車、バスでモンパルナスに行けば、すぐ目に付く高いビルがそれです。

59階のパノラマ台に出現するのは200平方メートルのスケートリンク。

スケート靴はその場で借りられます。2歳から入場できる小さな子ども用にはそりの準備もあるそうです。

もちろん、ホットチョコレートやホットワイン、シャンパーニュのバーも併設される予定だそうで、大人も子供も楽しめそうです。

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© Paris Tourist Office - Photographe : Fabian Charaffi

嬉しいことに展望台の入場券が、そのままスケート場の入場券となります。

お値段は、大人が15ユーロ、学生(16-20歳)12ユーロ、子ども(7-15歳)9.5ユーロ。7歳未満は無料です。

開場時間は、次の通り。

月曜―金曜:12時~20時

土・日:10時~20時

パリの山の高台でのスケート、なかなか乙な体験となりそうです。

滑りに行かれる方、どうぞ手袋だけはお忘れなく!

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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