No.308フランスも五月は連休!

公開日 : 2016年05月03日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

No.307にも書きましたが、フランスの5月は、祝日が多くあります。5月1日、8日のほか、復活祭から40日目のキリストの昇天祭も多くの場合5月にあります。また、復活祭から50日目の聖霊降臨祭も5月になることがあります。聖霊降臨祭は、必ず日曜日に当たりますが、翌日の月曜が祝日となっています。

今年は、5/1と5/8は日曜日。フランスでは、日曜日の祝日休みを月曜日に振り替えるということはしませんので、フランス人労働者にとっては、お休みが例年の5月より2日少ないということになります。

その代わりといっては何ですが、今年は、キリストの昇天祭が5/5に当たり、多くのフランス人が6日も休みにして、5/5~5/8(木曜から日曜)の4連休にしています。

また、聖霊降臨祭も今年は5月。翌5/16は祝日ですので、5/14~16(土曜~月曜)と3連休になります。

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5月、6月は、ヨーロッパの最も美しい時期。連休の旅行先はどこが多いのかなと思っていたら、Weekendesk が統計を発表してくれました。

それによると、今年の連休、86%のフランス人は、国内旅行を選んでいます。

人気第一位は、プロヴァンス・アルプ・コートダジュール。どの季節も太陽好きなフランス人の数が一番多いことがよくわかります。(フランス人の海好きについては、No.124も参考にしてください)

また、ノルマンディも同等の人気で、一位に並んでいます。ノルマンディの海辺については、最近こちらにも記事を書きましたので、その魅力を知りたい方は、ご一読ください。

三位に輝いたのは、ブルターニュ。ブルターニュは、グイッと大西洋に突き出た腕のような場所。ケルト人による独特の文化が知られていて、なんとなくフランス人も異国情緒を感じる土地です。

例年人気の高いパリ観光は、テロのイメージが払拭されていないのでしょう、今年はポイントを下げています。

ちなみにフランス人の予算はというと、平均1.7泊の旅行に、ひとり149ユーロだそうです。

今週は明日水曜からここフランス北部でも気温が上がり、晴天の予報です。20度を超えるそうですので、多分地元民にとっては「夏!」でしょう。日帰りで行楽に出る人も多いでしょうから、連休中フランスに来られている方は、お気を付けください。特にレンタカー利用予定の方は、渋滞にご注意を。

フランスの美しい季節を目に焼き付けて行ってください。

(冠ゆき)

フランス在住者、旅行者の役に立ちそうな情報は、twitterでも流しています。よろしければ、そちらもご覧ください。

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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