No.272最大警戒レベルのブリュッセルと、COP21を控えたパリの交通情報まとめ

公開日 : 2015年11月26日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

日本でも報道されていると思いますが、ベルギーブリュッセルは、警戒レベル4(最大)を11/30まで継続させることに決めました。けれども、学校や地下鉄などは、今日11/25(水)から徐々に回復しています。今のところ、ブリュッセルの地下鉄69駅のうち開いているのは35駅。明日も同様の予定です。開いている駅の路線図はこちらをご覧ください。

ベルギー国鉄の駅もほぼ開いていますが、Delta駅のみ閉鎖しています。

ところで、フランスの方でも交通に関していろいろ変更事項が出てきています。

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まず、オランダ、ベルギー、ドイツ、フランスを結ぶ高速鉄道タリス。日本と違って改札口と言うもののないヨーロッパの駅。今までは、タリスの停まるホームにもローカル線の電車ホームと同じように、誰でも入れる状態でした。このタリスの乗客用に、ホームに入る前に、コントロール用の境界が設けられることが昨日11/24発表されました。フランスだと、パリ北駅と、リール駅が対象になります。設置は12/20までに行われることになっています。アムステルダム、ブリュッセル、ケルンでも同様に設置される予定だそうです。

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パリ北駅

コントロールがあると、時間がかかると思われますので、乗車予定の方は、早めに駅へ向かわれることをお勧めします。

同じように、各劇場などでも入口でのセキュリティチェックが強化されています。オペラ座やフィルハーモニーからも、いつもより30分早く来るようにと薦めるメッセージが出されています。

また、できれば荷物は持たないか、最小限で行くのが良いでしょう。

もう一つフランスで大きな動きは、11/30(月)に始まるCOP21に伴う交通規制です。COP21には、多くの国の首脳クラスが集まることになっており、安全を図るため、11/29-30日は、パリの環状線一部と、高速道路A1(パリとロワシー空港やリールを結ぶ道路)の一部が通行止めとなります。

詳しい地図は警察庁のページこちらからご覧ください。29日は16時から22時。30日はほぼ終日通行止めがある模様です。

この両日(11/29-30)は、パリ住民には車を使わないようにという勧告が出ていて、そのため公共交通機関はすべて無料となります。

なお、在住邦人、旅行者の方に参考になると思われる続報は、できる限りtwitterで流していますので、よろしければ、そちらも参考にしてください。

(冠ゆき)

外務省 海外安全ホームページ

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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