No.265パリのテロ事件とフランスの緊急事態宣言
昨日11/13(金)夜、パリではテロリスムと見られる事件が複数起きました。
―パリの10区11区の5か所での無差別銃撃。レストランやバーのテラスが狙われました。具体的な通り名でいえば、rue de Charonne, rue Bichat, rue Alibert, rue de la Fontaine au Roiなど。また、boulevard Voltaireでも銃撃。
―その後、テロリストは、コンサート会場Bataclanに侵入。1500人の観客を集めたロックコンサートの最中でしたが、そこに4人のテロリストが侵入。無差別銃撃を行い、観客を人質に立てこもりましたが、約3時間後の朝1時ごろ警察らの介入により解放。4人の実行犯はいずれも自爆により死亡。
―サン・ドニ(パリ北部)のパリ・スタジアムでは、サッカーのフランス―ドイツ対戦が行われていました。ここで、21時20分ごろ3度爆発が起きました。居合わせた仏オランド大統領は無事避難。
今現在判明しているところでは、少なくとも犠牲者126人。怪我をした人は200人以上。
死亡したテロ犯は8人。今のところ、他にテロ犯がいたかどうかわかりません。
(参考サイトLe figaro.fr)
これを受けて、フランスはEtat d'urgence(緊急事態)を宣言しました。
国境のコントロールも当然強化されますので、昨日No.264で、当分はアトランダムなコントロールと書きましたが、かなり厳しいコントロールが予想されます。国境通過予定の方は、時間に余裕をもって移動するようにしてください。
No.262で書いた「たびレジ」に登録されている方には、在仏日本大使館から、オンタイムで情報が回ってきていると思います。こういう時に「たびレジ」登録をされていると、状況把握の助けになりますので、海外へ出る方、既に出ていらっしゃる方は、登録を強くお勧めいたします。
今日14日(土)は、パリ市の施設はほぼすべて閉鎖。ディズニーランドなどの娯楽施設も閉園の予定です。
このニュースについての続報などは、twitterで流していますので、そちらも参考にしてください。
(冠ゆき)
外務省 海外安全ホームページ
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。