No.237皆既月蝕スーパー・ブラッド・ムーン、観測できるのは9/27-28にかけて

公開日 : 2015年09月25日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

久々の天文ネタです。

来週9月27日(日)の夜、ヨーロッパでは皆既月蝕が観測できます。

おりしもその日は、月の軌道が地球に非常に近くなる時期。正確には363104キロメートルの距離だそうです。翌28日は満月。

つまり、いわゆるスーパームーンの大きさなのです。

237.JPG

スーパームーン

加えて、日蝕の際、太陽との位置関係により、「ブラッド・ムーン」と呼ばれるほどに赤く光ることが期待されています。

これらの条件が重なる月蝕は、そう度々見られるものではなく、次にフランスで観測できるのは、2033年のことだとか。

今年は3月に日蝕もあったフランス(No.113 参照)。でも今回の月蝕は、それよりもずっと長く、数時間も続きます。

具体的な時間は、フランスでは、朝の2時12分から始まり、3時7分には部分日蝕、皆既日食となるのは4時11分。終わるのが5時23分と計算されています。(日本との時差は現在7時間。日本時間では、9月28日朝9時12分から12時23分までとなります。)

その晩の月は高い位置にあるはずなので、雲さえかからなければ、観測は容易であると言われます。

起きてさえいられればという条件が付きますが、天文に興味のある方は必見です。

翌日月曜というのが辛いところですが、お天気がよさそうなら、夜更かしするか、はたまた早起きするかして、観測したいものですね。

日本の方は、どうぞ、NASAのネットライブでお楽しみください。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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