クリスマスツリーの畑「ツリーファーム」

公開日 : 2017年12月07日
最終更新 :
筆者 : H@NA

こんにちは。12月に入り、いよいよ寒さが本格化してきたトロント。ダウンジャケットやロングコートに、マフラー、帽子、手袋と、防寒対策万全で歩く人が多くなりました。来週からは気温が-10℃前後という、寒い日々が始まりそうです。個人的には、辺り一面が雪に覆われて「ホワイトクリスマス」を迎えられたらいいなと思いますが、この先気温の変動が予想されるため、どうなることやら。

さて、今回はクリスマスの主役とも言うべき「クリスマスツリー」について書きたいと思います。日本では(カナダでも)、プラスチック製のツリーを飾るお宅が多いのではないでしょうか。私の実家でも、子供の頃は組み立て式のクリスマスツリーを飾っていました。トロントでは、クリスマスが近づくとホームセンターやスーパーなどで本物のクリスマスツリーが売られ、「流石は欧米だなぁ」と感心します。お店でツリーを購入するのも良いですが、ツリー畑に行って購入するというのも一興です。

01. Trees.JPG

クリスマスの風物詩「ツリーファーム」

トロントから車で1時間半ほど行った場所にある、ツリーの畑に行って来ました。ここでは自分で木を選んで購入し、のこぎりを使って木を切り、自宅に持ち帰ることができます。

2017年のツリーの生産量に関しては、カナダの東側に位置しているオンタリオ州(トロント)ではツリーの生産量に問題はないようです。一方、西側のブリティッシュコロンビア州では、例年アメリカからツリーを輸入しているそうなのですが、今年は在庫不足により10%も値上がりしているそうです。というのも、アメリカで木の生産過多からツリーの価格が下がり過ぎたため生産量を減らしたことや、乾燥した気候により木の発育が悪かったこと、ツリー畑を営む農家の減少など、様々な理由によるようです。

ちなみに昨年の1本当たりのツリーの平均価格は、ブリティッシュコロンビア州で39ドル(≒3,417円)、オンタリオ州では27ドル(≒2,366円)だったそうです。

02. Tree Farm.JPG

広大な土地には、等間隔でもみの木が植えられています。まずは少し歩いてみて、自分の好みの高さや形(細い、ぽっちゃりなど)のツリーを探してみましょう。

03. Cutting Tree.png

貸出用ののこぎりは電動ではなく、至ってシンプルなもの。不慣れな作業に加え、大きなツリーを切るためには

かなり力がいります。でも、自分で選んで切った木には愛着が沸きます。

04. Tree Farm.png

切った木は軽く揺すって余計な枝葉を落とし、専用の機械の間を通し、持ち帰り易いようにロープで縛ってくれます(写真上)。普通車の場合、車の上部にツリーを括りつけて持ち帰ります(写真左下)。本物のクリスマスツリーには、専用のスタンドが売られており、カップの部分に水を入れるようになっています(写真右下)。

05. Christmas Tree.JPG

家に持ち帰った後、早速クリスマスツリーの飾りつけをしました。ツリーの根本には、「ツリースカート」と呼ばれる円形の敷物を敷いて、その上にクリスマスプレゼントを置きます。

さて、今年はどんなプレゼントが待っているのでしょうか。今からクリスマスが楽しみです。

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