モントリオールの「カナダ鉄道博物館」への旅(1):準備が大切です
モントリオールはこれまで数回訪れているので、そこそこ勝手のわかる街です。フランス語圏というものの、英語も通じますから、言葉もそんなに心配はいりません。今回は、目的がはっきりした1泊2日の気軽な一人旅のため、荷物は少なめに。
旅は準備をしている時がイチバン楽しいと言いますが、カバンの中に何を入れようかと1週間前から考え始めるのがいつものスタイル。コンデジ、パソコン、iPod、手帳、充電、電源、着替え、ちょっとした資料、出発前にご飯を炊いておにぎりを入れる、などなど。これが基本プランです。
まずは、カバン選びから
キャリーバッグという選択肢もありましたが、行きは列車で帰りはコンパクトなプロペラ機という移動手段を選んだことと、ゴロゴロ転がすのがそんなに好きではないので、今回はショルダー・バッグをお伴に選びます。
最近好んで使っているのは、「CANPER(カンペール)」のコットン・バッグ。もともとスペインのマヨルカ島に本部がある靴がメインのメーカー。別な選択肢としてあったのは、PORTERのTANKER。びっくりするくらい軽くて機能的ですが、今回は珍しくオシャレに決めてみようかと色鮮やかなカンペールのショルダーを選択。TANKERに比べると重量はあるものの、収納が良いのが特徴で、最近はいつもコレです。
パスポートや財布など、バッグ自体を開けなくても・・・というシチュエーションの時にちょうど使いやすい位置の、取っ手の真ん中にある小さなジッパー・ポケットが重宝しています。
旅の小物にも、こだわりたい
バッグにイロイロ詰め込むと、中がグチャグチャしてきますよね。そんな時に便利な、ちょっとした小分けポーチ。
私が使っているのは、カナダのモントリオールに本社があるm8501。日本にも直営店があります。
このブランドは皮の薄さと手触りが良くて、2種類のポーチを持っています。これでややこしいケーブルや電源などをまとめておけば、バッグの中身もすっきり。
カメラは、普段から使っているGXRとGRを。コンパクトで写りがいいので、気に入ってどこにでも連れて行っています。右のイエローのポーチはレンズ入れとして使っている「藤巻百貨店」のダブルループ。バッグはいくつか持っていますが、今回はポーチで参加です。
衣類などかさばるものは、旅行用圧縮バッグに入れてしまいましょう。2泊以上の時は2つ持って行って、一つは新しいもの、もう一つは着たものと分けておけば、帰宅してすぐ洗濯ができるという小技を覚えました。
もう一つ、ちょっと音楽を聴きたい時用の音楽プレーヤー。昔買ったiPod(第三世代)は今でも現役。最近買ったポタアンをつけて聴くと、音が良くなって大満足です。さすがにShureをつけると街歩きでは周りの音が聞こえないので、列車の中とか、空港での待ち時間とか、ちょっと音楽聴きたいな、という時に活躍する重要アイテムです。
肝心なところは、プロの意見を聞きましょう
私自身のこととして、ですが、人の意見に左右されます。だから誰かに頼ったりすると、結局「それでいいです」ということになりがちです。もちろんそれで良い場合も多々ありますが、最近はそこのところをもうちょっと何とかしたい、と考え「自分ですべて決める」方向での旅が続いています。
従って、旅行ガイドブックやネットの口コミはほとんど見ません。口コミは良いようで、結局見ず知らずの人の「良い・悪い」に左右されて何も決められないし、ガイドブックは全体はわかるものの掲載されているもののどれもがよく見えて、決められません。
こうなる原因を考えるにつけ、私は人より欲深いんだと思います。何でもかんでも良い思いがしたい、と考えるからこんなことになるのではないか。「間違いや失敗も旅の一部」と悟り、そういうコトも含めて楽しみながら自分の知らない場所で経験をすることが大事としてみたらどうだろうか?
「何がしたい旅なのか?」をしっかり決め、テーマにそって選ぶ訪れる場所は欲張らず、できるだけゆっくり回る旅程を作る。Google Mapのルート検索で、所要時間など事前のシミュレーションをしっかり記憶していきます。
それでも私は旅の素人。そこで、かなり旅の方向性が決まった段階で、いつもお世話になっている「U Travel」さんと相談を始めるのが、いつものスタイルです。カナダに住んでいて英語に慣れているものの、細かなチケットの手配などを日本語で相談できるのは、かなり安心です。
それでも列車や飛行機が遅れる、などなど、旅には思いもよらないコトが待ち構えているものです。備えあれば憂いなしということわざがありますが、準備も様々想定しながら、旅のルートや計画もしっかり頭に入れ、現地に出たら自分が意思決定の主役。ドキドキですが、それもまた、旅の楽しみです。
重要なiPhone
旅の意思決定の主役は自分、と書きましたが、実は生来の「方向音痴」。旅で方向音痴っていうのは、致命的ですよね・・・・「右と行ったら左」「右と行ったら左、だから右、でも今回は左」と、かなり重症です。「どこにいるか分からなくなる」ので、せめて自分が今地球のどこにいるのかくらいは正確に知っておきたい。
この問題を解決してくれる重要アイテムが、GPSを搭載したiPhone。もちろん常にネットに繋がっている環境を整えるのが前提ですカナダ国内は、Bellと契約しているiPhone 4Sで、海外に出た場合は、アップルストアで買ったアンロック済みのiPhone5Sを使い、現地でプリペイドSIMを買って利用しています。
このiPhoneはGoogle Mapアプリと合わせると本当に安心です。もちろん旅先でも「必ず通行人のじゃまにならない場所に立ち止まって確認」。歩きスマホは、旅の途中は特にアブナイですし、通行している皆さんにも迷惑がかかります。
さらに重要なバッテリー
常にマップ・アプリを使っていると、バッテリーの消耗が激しいので、充電用のバッテリーは最重要アイテムです。iPhoneのバッテリーが切れた段階で行方不明になってしまいますから、コンパクトで容量が多いcheeroのダンボーが旅の際には重宝します。
特に通常充電と急速充電用の2口に分かれているところが、グッドです。
最後のアイテム
5月という季節柄、おそらく寒暖の差は朝晩でもあるだろうと予測。ユニクロの薄手のジャケットに念のためのヒートテック(意外に寒がりの、暑がり)、長袖、半袖などを入れておきます。ルールとしては「暑ければ、脱げ」。脱いだり着たりすることで体温調整ができるようにしておきます。
そして靴。歩きますから、大事です。私の足は、「小さくて幅広」というちょっと靴屋さんでいつも探すのに苦労する形をしているのですが、ここのところアシックスのPEDALAが良くて何足か持っています。
アシックスでは、最初にお店に行くとまず足の形を計測してくれて、その数値から最適なものを選んでくれるのが他のお店と違うところ。一度アカウントを作ってしまえば次に行った時にすぐ対応してくれるので、グッドです。歩きやすいスニーカータイプのものにするか、靴タイプのものにするか迷いましたが、旅行なので靴タイプのもので。
準備が整ったようなので、いよいよ出発
次回は、トロントからVIA鉄道に乗り、モントリオールに着くまでをお伝えします。
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