軒先に吊るされる干し柿で徳島の冬を感じる
こんにちは、徳島特派員のかおりです。今年最後の記事は、干し柿のお話です。徳島在住3年目の筆者ですが、初めて迎えた冬に、干し柿を作っているお宅がやたらと目につきました。調べてみるに、全国的に見て干し柿の生産量が特に多いという訳でもないようでした。つるぎ町でひと口サイズにカットしてパックされている干し柿は特産品を売っているお店や道の駅で見かけますが、県全体として干し柿を商品として出荷する量は多くないようです。個人で楽しむために作っている方が多いように思います。
干し柿を作っているお宅の写真を撮ろうと、自宅から半径300mぐらいを自転車でうろつきましたが、10件ぐらいのお宅を発見することができました。干し柿を作っている家多いなあとずっと思っていましたが、まさかこんなにあるとは思ってもみませんでした。その中から綺麗に撮れたお宅の干し柿を公開。
こちらのお宅は柚子で作ったゆべしも干してありました。布でくるんであるのがゆべしのようです。
スーパーなどでは干し柿用の柿が必ず売っています。品種は、大和柿か愛宕柿が多いようです。
私も昨年作ってみました。作るのに茹でたり、紐でくくったりと大変で、さらに、ベランダで物干し竿に吊るしていたので洗濯物を干す場所が狭くなり、雨が当たってはいけないので雨が降れば取り込まねばならず、かなり面倒でした。今回干し柿を作っているお宅を探したところ、一戸建てばかりで、私のようにマンションで作っているお宅は1軒もありませんでした。ですが、苦労のかいがあり、出来上がった干し柿は、甘く柔らかく大変美味でした。家の軒先の干し柿を見るたびに、私は徳島の冬を感じます。10月頃から干し始め、今はたいてい出来上がっている頃なので、干しているお宅はほとんど見かけません。きっと美味しい干し柿が食卓にあがっていることでしょう。6月から徳島特派員として記事を書き始め、半年が過ぎました。今まで何気なく見過ごしていた徳島の素晴らしいところに目を向けるよい機会となりました。来年もよりいっそう徳島の素敵なところをお伝えできたらと思っております。皆様、よいお年をお迎え下さいませ。
筆者
大阪特派員
かおり
家族の転勤により大阪・徳島・埼玉に住み、今回で3度目の大阪には累計で約20年ほど住んでいます。
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