フランシスコ・ザビエルも認めた「 日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学」足利学校
栃木県足利市にある足利学校は、日本で最も古い学校として知られています。
日本最古の学校史跡で、2015年4月に日本遺産に認定されたようです。
今回は足利学校に行ってみたのでご紹介。
足利学校は、日本で最も古い学校として知られ、その遺跡は大正10年に国の史跡に指定されています。
足利学校の創建については、奈良時代の国学の遺制説、平安時代の小野篁説、鎌倉時代の足利義兼説などがありますが、歴史が明らかになるのは、室町時代の永享11年(1439)関東管領・上杉憲実(うえすぎのりざね)が、現在国宝に指定されている書籍を寄進し、鎌倉円覚寺から僧・快元(かいげん)を招いて初代の庠主(しょうしゅ=校長)とし、足利学校の経営にあたらせるなどして学校を再興してからです。
足利学校は、応仁の乱以後、引き続く戦乱の中、学問の灯を絶やすことなくともし続け、学徒三千といわれるほどに隆盛し、天文18年(1549)にはイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルにより「日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学」と世界に紹介されました。
商店街を通り進んでいくと見えてきます。
立派な門構えです。
参観料
一般420円 団体340円
高校生210円 団体170円
入学証を受け取り早速入って見ます。
茅葺屋根の立派な建物です。
実は1831年に一度消失しており、同年に再建された物で、修復を繰り返し現在に至っているようです。
敷地内には複数の建物があり当時の様子を再現しています。
漢字検定などもあるので実際に勉強をこの場所で体感するのも良いかも知れません。
国宝認定の展示などもされております。
さらに興味がある方は足利学校遺蹟図書館が敷地内にあります。
ここには足利学校伝来の古典籍と、足利ゆかりの郷土資料及び一般の参考図書のみを所蔵しており、公共図書館というよりは専門図書館に近い施設で、蔵書冊数は約3万2000冊あるそうです。
足利学校の旧蔵書を引き継いだ古書は、貴重な宋版(南宋時代の刊本)[1]や室町時代の写本を多く含み、4点77冊が国宝、8点98冊が重要文化財に指定されている。貴重書はマイクロフィルム化されていて、閲覧及び複写も可能であり、一般の古書も事前に許可を得れば閲覧することができる。
アクセス
駐車場は向かいにある観光駐車場が良いと思います。
無料で止められるのが有難いです。
中中を通って足利学校側へ抜けられます。
お土産等も売っているので帰りに買っていきましょう(^_-)-☆
筆者
栃木特派員
KEY
生まれも育ちも栃木県です。新たな時代の変化など自分の目で確かめ、少しでも栃木県の魅力を発信できればと思い執筆しています。
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