像の街~後編
トビリシの銅像特集の二回目です。今回は僕好みの像の中で通好みのものを挙げてみたいと思います。
前編/後編で14種類の像を採り上げてみましたが、この14個が的確なセレクションだったかは解りません。それだけトビリシには多くの像があります。トビリシへお越しの際は是非、自分だけのお好みの銅像を探してみて下さい。
★ミミノ像
この記事で採り上げた人形劇場の創設者レゾ・ガブリアッゼが脚本を手掛けた旧ソ連映画ミミノ(Мимино/მიმინო/Mimino)の登場人物達の像。メトロのアヴラバリ駅(ავლაბარი/Avlabari)の前です。
★セルゲイ・パラジャーノフ像
トビリシで生まれた総合芸術家セルゲイ・パラジャーノフ(Сергей Иосифович Параджанов/სერგეი ფარაჯანოვი/Sergei Parajanov)は旧ソ連ファンには興味深い一人。アルメニアのエレヴァンに博物館があります。2017年に訪れましたが、次回アルメニアに行く際は是非記事にしてみたいと思います。
★ニコ・ピロスマニ像
ジョージアでは国民的に有名な画家ニコ・ピロスマニ(ნიკო ფიროსმანაშვილი/Nik'o Pirosmanashvili/Niko Pirosmani)。もしかしたらピロスマニの絵画を観る為にトビリシを訪れる日本人の方々も中にはいらっしゃるかも知れません。そのピロスマニさんの銅像です。ひざまづいて仔羊を抱く哀しげな像です。
↑この北側です。
★欄干の銅像群(仮)
橋の欄干にもたれかかるように並ぶ銅像の数々。こういうシュールな雰囲気がトビリシっぽいですね。
↑この橋にあります。
★ヴァケ公園の像
街外れにあるヴァケ公園(ვაკის პარკი/Vak'is P'ark'i/Vake Park)は憩いの場所としてたまに訪れます。この公園には第二次世界大戦の慰霊碑がありその丘の中腹にあります。平和について思いを馳せる場所です。
↑公園の中央にあります。
★エクスポ・ジョージアの像
昔はさぞかし賑わっていたであろうと思われるエクスポ・ジョージアも今はすっかり見る影もありません。でもこの寂れ方が旧ソ連ファンには堪りませんね(笑)。いかにも旧ソ連といった像とモニュメントがあります。メトロ最寄駅はディドゥベ駅(დიდუბე/Didube)。
↑エクスポ・ジョージアには他にも面白い壁画やオブジェがあります。
★聖ニノ像
街外れに聳える巨大な宗教像。大通りの三叉路にあるダヴィッド4世の像と共にシルクロードを感じる場所です。こちらも最寄駅はディドゥベ。
↑大通りは横断困難ですので三叉路南側(地図下側)にある歩道橋を渡ります。
【補足】
ピロスマニ・ファンの皆様へ。あまり知られていませんがトビリシにはニコ・ピロスマニ美術館があります。ただ僕が行った時は休館していましたし、現在営業しているのか不明です。もし営業していたらまた記事にしたいと思います。ただここがピロスマニが生前トビリシで生活していた場所なのでファンの方々にはこの付近を訪れるだけでも感慨深いかも知れませんね。
↑トビリシ中央駅(სადგურის მოედანი/Sadguris Moedani/Station Square)の近くです。
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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