ウズベキスタン入出国について(前篇:日本国内での準備)

公開日 : 2015年10月07日
最終更新 :

 Assalom alaykkum! 皆様こんにちは!タシケント特派員の齋藤です。

 これまで本ブログでは、日本人旅行者・滞在予定者の方のために、様々な現地情報をお伝えしてまいりましたが、ウズベキスタンへの渡航についての情報について触れていませんでした。

タシケント空港 ロビーその1.jpg

 今回は、どうやってウズベキスタンへ渡航するのかという基礎的な情報から、入出国に際しての注意事項まで、ご説明しようと思います。

マルクス.jpg

 まず、皆様にご理解いただきたいのが、ウズベキスタンは旧ソ連であるということです。伊達に旧社会主義陣営の総本山の一部であったわけではなく、ソ連時代のシステムがまだまだ残っており、入国・滞在に関しての手続きが煩雑であることは否めません。

 もっとも、それさえクリアしてしまえば、楽に入国・滞在ができる、とも言えます。以下に旅行に際して必要な手続きをご紹介しますが、実は「総本山」本体であったロシアへの入国よりもこれらの手続きは楽なのですよ。ご存知でしたか?

・ビザ(VISA)について

 ウズベキスタン入国にはビザの事前取得が必要です。ビザはウズベキスタンの在外公館で取得できますので、日本人旅行者の皆さんは港区にある在日本ウズベキスタン大使館でビザを取得しましょう。

 取得に際しては、以下のサイトを参照しながら手続きを踏んでください。

http://www.uzf.or.jp/tour/

 一応、提出書類はウズベキスタンの外務省に送られますが、これまでにビザの発給を受けられなかった日本人旅行者は、特派員の知る範囲ではいません。要は、よほど何かビザ発給を断られるような理由を持っている人でなければ、お金を払って書類を出しさえすれば、ビザはもらえると考えていいのではないでしょうか。この点、現地での宿泊先から交通費まで事前の手配が必要なバウチャー旅行が主流であるロシアと比べて、旅行がしやすいと思います。

 もしわからないことがあれば、直接ウズベキスタン大使館に電話して問い合わせても大丈夫です。日本人職員の方が受け答えしてくれます。

 第三国、特に、キルギスやカザフスタンなどの周辺諸国のウズベキスタン大使館、または総領事館でウズベキスタンのVISAを取得する人もいます。実際、タシケントで出会った日本人旅行者の方々の中にはそうされた人をよく見かけます。しかし、ロシア語などの現地語ができる人、または旅慣れたバックパッカーでもない限りは、在日ウズベキスタン大使館で取得したほうが無難でしょう。

・航空券について

大韓航空機その2.jpg

 私の知る人(日本人はもちろん、ウズベキスタン人も含む)の多くが、大韓航空やアシアナ航空などの韓国系航空会社を利用しています。また、現在、ウズベキスタン航空が成田とタシケントとの直行便を就航させています。しかし、ウズベキスタン航空は一時日本への直行便を停止したこともあり、今後も継続して就航するかはわかりません。

 韓国系航空会社を利用するメリットとしては、

1、 日本各地の地方空港にも多く就航している。

2、 大韓航空はスカイチーム、アシアナ航空はスターアライアンスの加盟航空会社であり、それぞれほかの加盟航空会社とマイルの共有ができる。

3、 比較的機内サービスの質が高く、日本語を話せる乗組員が同乗していることも多い。

 などが挙げられます。とくに1、に関しては、特派員も、実家(山形県)からタシケントに渡航する際には、新潟空港から大韓航空を利用しています。また、2、に関しても、昨年学術会議参加のためキルギスに渡航した際にアエロフロートを利用したのですが、帰国後、成田発モスクワ経由ビシュケク行の往復チケット分のマイルを加算することができました(アエロフロートの航空券のボーディングパス原本を大韓航空に提出)。

インチョン空港.jpg

 次回、ウズベキスタン入国後の流れについてお話いたします。

 では、Ko'rshamiz! (またお会いしましょう!)

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