新年快樂!台湾の旧正月の過ごし方

公開日 : 2018年02月21日
最終更新 :
筆者 : Mikiko

新年快樂!

明けましておめでとうございます。

既に2月も終わりに近づいていますが、

今年は旧正月が2月中旬にあたり、中華圏ではまだまだお正月ムードが漂っています。

日本では馴染みがあまりない旧正月文化ですが、

東アジアの多くの地域で旧正月をお祝いします。

今回は台湾の旧正月の過ごし方について紹介します!

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中華圏の台湾でも旧正月をお祝いし、1年の中でも最も重要な行事とも言えます。

一般的には「除夕」と呼ばれる旧正月の大晦日から「初五」と呼ばれる1月5日までが祝日です。

初五は「開工(仕事始め)」の日でもあるので、初五から年明けの営業を始めるお店も多く、

店先でお参りをしてから爆竹を鳴らして開運を祈り、1年の仕事をスタートさせます。

旧正月には家族そろって過ごすのが定番で、

普段は離れて暮らす家族も除夕の夜までには実家に帰るように

毎年、新幹線や列車、国内線飛行機など、

各公共交通機関のチケットは予約開始日から争奪戦です。

新幹線や列車は自由席エリアからも人があふれて、

予約席の方まで移動して立って乗る人たちがたくさんいるほどです。

大晦日にあたる除夕には家の大掃除をしたり、

仏壇にその日の晩に食べる「年菜」という料理を

お供えして家族そろってお参りをしたりします。

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大晦日の夜は家族みんなで「年菜」を食べて団らんして過ごします。

年菜は縁起物の料理がたくさん揃い、1年で1番の豪華な食卓となります。

日本でいう年越しそばのような「長年菜」という食材も必ず食べます。

飴やチョコレート、まんじゅうなどの甘いお菓子も台湾のお正月には欠かせないもので、

旧正月前にはたくさん買い込んでおいて、年越しをしながら家族で団らんして

甘いものを食べると縁起がいいとされています。

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また、大晦日に大掃除をしたら、「春聯」という縁起の良い文字を書いた赤い紙や、

きらびやかな飾りを家の入口や部屋のドア、台所などに貼って福を迎え入れる準備も欠かせません。

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「初一」と呼ばれる1月1日には、お寺や廟などに行き初詣をしたり、親戚の家を訪ねて新年のあいさつをします。

その時に「紅包」というお年玉をあげたりします。

1月2日の「初二」は、「回娘家」と言われ、嫁いだ女性が実家に帰れる日とされています。

家族みんなで女性側の家族や親せきに挨拶に行く人が多いです。

「初五」には開工という仕事始めを迎え、その後、旧暦の1月15日にあたる「元宵節」をもって

お正月が終わるとされ、元宵節にはランタン祭りが行われたり、家族円満の願いを込めて「湯圓」という白玉を食べます。

数々ある行事の中でも、旧正月は1番重要な行事とされ、多くの人が実家に帰り家族と過ごします。

ほとんどのお店が旧正月休みになったり、民族大移動となって、

いつも賑やかな台北の街はがらりとして静かになったりします。

旧正月前には台湾東部で大きな地震が発生したりと、悲しい出来事もありましたが、

旧正月を迎え、新しい1年は明るい話題で溢れるように願っています。

旧正月はさらに深い台湾文化に触れることができる貴重なチャンスです。

機会があれば旧正月を台湾で過ごしてみるのもおもしろいですね!

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