夜のオペラハウス

公開日 : 2017年11月16日
最終更新 :
筆者 : 南魚海

シドニーといえばオペラハウス。

いつ行っても沢山の人で賑わっていますが、

今日は、昼とはチョット違うオペラハウスをご紹介。

ちなみに、今やシドニーの顔というか、

そこにあって当たり前!な存在のオペラハウスですが、

そもそもこの一帯がなんだったのかをご存知な方は少ないはず。

ワタシもそんなにオーストラリアの歴史について詳しいわけではないですが、

ほんの少しだけご説明させていただきますね。

本格的に移民政策が始まったのは1790年頃と言われていますが、

新しい土地だ!と意気揚々だったのは移民する側だけで、

当然この地には昔から住み続けている先住民アボリジニがいたわけです。

特に、オペラハウスがあるあたりは、アボリジニのガディガル族という種族が暮らしていました。

そこで当時のオーストラリア政府は、彼らと交渉の出来る仲介人が必要だと考え、

また別の種族であったエオラ族のベネロングという若者に英語を教え、

仲介役としました。

なので、オペラハウスのある場所は、正式名称は「ベネロング・ポイント」といいます。

ベネロングについては、色々その後悲しいお話があったりもしますが、

それはまた別の機会に。

このお話だけでなく、オーストラリアが現在のカタチとなるまでの歴史の中で、

先住民のアボリジニとの関わりが、いたるところに、様々な様相で刻まれています。

今年はアボリジニがオーストラリア政府から正式に市民権を獲得した1967年から

ちょうど50年にあたるということで、来年の6月頃までの毎日、オペラハウスで

アボリジニの歴史と文化を伝承することを目的としたライトショーが開催されています。

なのでこの日は夕方から出陣!

オペラハウスに続く通りの、ハーバーサイドにはカフェやパブもあり、

夕焼けを見ながらビールを飲んでる人も沢山!

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そうそう、最近は運が良ければ、オペラハウスの裏側にやってくる、野生のアシカが見れます。

この日は残念ながら見れませんでしたが、こんな注意書きまで用意されてるので、

かなり頻繁にやってくるみたいです。

ワタシは過去に1度だけ見ました。

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サーキュラーキーに停泊中だった豪華客船も、

夕焼けに向かって出航していきました。

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ライトショーは1日2回。

日没に合わせてと、夜9時から。

ワタシは日没時間を調べて、それに合わせて行ってみましたが、

これはちょっとアテにならないかも・・・。

この日の日没時間は7時35分でしたが、結局ショーが始まったのは8時。

なので、待ちたくない方や確実に時間通りに見たい方は9時がオススメかも。

ここでひとつ注意しておきたいのは、ライトショーが映し出されるのが、

ハーバー側ではなく、オペラハウスの正面階段を登った、中二階の踊り場のようなところの屋根。

ちょうどハーバー側の裏手になります。

ショーは7分しか上映しないので、場所のお間違えのないように。

そして内容は、オーストラリアを囲む海に住む生物達、この国の特徴である赤い大地、そこで生活していたアボリジニの文化・・・といった

構成になっています。

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オペラハウス内には有名なレストランもありますし、

夜になっても賑やかなパブで生バンドに耳を傾けながらお酒を飲むのもいいし、

昼とはまた違った顔を持つオペラハウスが楽しめると思いますよ。

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ライトショーの詳細サイトはこちら

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