アイスクリーム味の美味な果実「カスタードアップル」

公開日 : 2009年05月09日
最終更新 :

オーストラリアは果物の種類が豊富でとってもおいしいことでよく

知られています。中でも、ぜひ試してほしいのがカスタードアップル。

まったりと濃厚でとろけるような食感はまるでアイスクリームみたいで、

「これが自然の甘さ?!」とびっくりしちゃいます。「美味」という表現が

ぴったりの上品な風味で、見た目と味がこれほど違うフルーツって

ほかにはあまりないんじゃないでしょうか?

200905custardapple.jpg

この前買ったのはキロA$6(約450円)ちょっとでした

品種によっては味に個体差があると言われるようですが、オーストラリア産の

カスタードアップルに関して言えば、「ハズレ」はまずありません。おいしく

食べる一番のポイントは、買った後熟れるまでの間、常温で置いておくこと。

追熟性果実のため、たいてい固い状態で売られていますが、そのまま冷やすのはNG。

キウイが日本に入り始めたばかりの頃も、追熟性果実をおいしく食べる方法が

知られていなかったために、当初は不人気だったそうですが、カスタードアップルが

甘くなかった……という人に聞いてみると、冷やしちゃったり、食ベ時を

間違えてたりってことが多いのです。

緑色の外皮が黒っぽくなってきたら、触って食べ頃をチェック。アボカドが

熟すような感じで、やわらかくなっていればOKです。そうなれば冷やすのも可。

ちなみに我が家では、「皮を剥いて、ナイフで切って、スプーンで食べる」

なんていうお上品な食べ方はしません。ひねるようにすれば簡単に手で割れるので、

芯を除いてちょうどいい大きさに分けたら、そのままかぶりつき♪

後はスイカのように、白い果肉を食べた後、大きな黒い種だけ出せばOKです。

とっても甘くて糖度は25度にもなるのに、カロリーはそれほど高くなく、

ミネラルやビタミン類などが豊富で栄養価の高いカスタードアップルは、

世界三大美果の一つであるチェリモヤを品種改良したもの。もともとは

南米のアンデス山脈が原生地ですが、世界各地で改良されたさまざまな仲間が

出回っていて、アテモヤやバンレイシ(釈迦頭)といった名前がよく知られています。

日本でも、沖縄や和歌山、静岡などで栽培されているそうですが、まだまだ

珍果の域ですよね。

オーストラリアでカスタードアップルが出回るのは秋から春先頃まで。

これからしばらく旬が続きますので、食べたことのない方はぜひ! 

感動することウケアイです。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。