アルザス伝統料理ジャンボノって?

公開日 : 2018年10月28日
最終更新 :
筆者 : Coquelicots

皆さんこんにちは。フランス、アルザス在住のCoquelicotです。

今日はアルザス料理についてご紹介します。

アルザスをちょっとでもご存じの方はシュークルトやタルトフランベは聞いたことがあるかと思いますが、

ジャンボノは意外と知られていない気がします。今日はそのジャンボノをご紹介したいと思います。

ジャンボノとは?

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アルザスにはジャンボノという豚のスネ肉煮込みがあります。

でもアルザス料理といえばシュークルトの方が知られています。シュークルト自体はキャベツの酢漬けのことなのですが、

レストランでシュークルトを頼むと、色々なシャクトリ―と呼ばれるハムやソーセージなどの加工肉が数種類のせられてきます。

実はこのジャンボノを頼んでもシュークルト(キャベツの酢漬け)がたっぷり付いてくることもありますし

アルザスではシュークルトを頼んでもシュークルトロワイヤルなんていうか豪華な名前のヤツには

このジャンボノも付いてきたりもします。

ジャンボノは日本ではアイスバイン?

このジャンボノですが実は色々調べていくと日本だとアイスバインという名で知られているかも知れません。

これは実はシュークルトがザワークラウトとして知られているのと同じなのですが

シュークルトはフランス語

ザワークラウトはドイツ語

なんです。これと同じで

ジャンボノはフランス語アイスバインはドイツ語

ということなんです

日本ではもちろん、フランス料理は知られていますが、アルザス料理自体はまだまだそこまで浸透していません。

なので、アルザス料理よりはドイツ料理の方が知られている、お店も多い、ということだと思うのですが、このアイスバインとジャンボノの見た目を比べると

本当に同じものです。

違いは?

それでも、やはり100%同じものというわけではありません。

アルザスではよく煮込んだ豚のスネ肉が出てくることが多いですが、ドイツでアイスバインを食べた時は、焼いたものが多かったイメージもあります。

アイスバインも豚肉のすね肉を煮込んで作ると書いてあるので、煮込みのものもありました。ドイツは付け合わせがポテトのことが多かったです。

シュークルト、ザワークラフトに関して言えば、シュークルトはアルザスワインで煮ており、ザワークラフトはドイツビールで煮込んでいると聞いたことがあります。

アルザスは煮込みの方が主流な気がしますが、焼いて、チーズをかけたものなどもあります。

参考になるかわかりませんが、アイスバインとジャンボノを比べてみます。

アイスバイン

こちらドイツで食べたアイスバイン

パリっと焼いた感じがします。付け合わせはマッシュポテト

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こちらも皮がパリっとしていて、付け合わせポテトでした。

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ですが、煮込みと書いてあるのを頼んだら、煮込んだものが出てきました。こちらも付け合わせはマッシュポテト

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ジャンボノ

アルザスで食べたジャンボノです。

こちらはマンステールチーズが乗っているもの。これはアルザス風です。

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こちらはシュークルトが付け合わせ。

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こちらもシュークルトが付け合わせ。

アルザスは付け合わせがシュールトの事が多いようです。

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比べてみましたが、レストランにもよりますし、実は同じもの?

と言う気もします。ドイツ料理として有名なアイスバインですが、アルザスにいらした時には是非ジャンボノもお試しください。

筆者

フランス特派員

Coquelicots

アルザス地方のカフェ巡りとワイナリー巡りが好きで、アルザスワインPRの仕事をしつつ、アルザスの魅力をお届けできればと思っています。

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