ベオグラード(スコピエから車で5時間)社会見学?

公開日 : 2009年08月27日
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セルビア共和国の首都、ベオグラードまではスコピエから車で約5時間の道のり。スコピエからも多くのマケドニア人がビジネスに、そしてショッピングに気軽にいく。というのも、ビザが必要ないから。マケドニア人はいつも、陸の孤島に住んでいるみたいだ。といって嘆く。ギリシャに行くのもブルガリアに行くのも、ビザが必要だからだ。

勿論、セルビアは旧ユーゴの国の一つであった訳で、ベオグラードは旧ユーゴの首都であった。旧ユーゴの人達は必ずセルビア語を学ばないといけなかった。

ベオグラードは、ドナウ川とサヴァ川が交わる場所に位置する。こういう場所は古くから交通の重要な場所であり、さかのぼること6500年前に、人々はベオグラードに住み始めたから、おのずと歴史遺産も豊富である。おまけにこういう場所は、どの民族にとっても魅力的な訳で、

侵略、殺戮が繰り返された。

(見所などは『地球の歩き方』*中欧 を読んでいただければいいので、私の私感でセルビア人や、ベオグラードの感想を書きます)

まず、ベオグラードに車で入って感じたことは、街全体が薄汚れている感じがしたこと。事実、鼻がむずむずしたのは私だけではなく一緒に行った人達。ポルーションは極度に高く、冬に至っては最悪である。お金のない人達は燃やせる全てのものを暖炉に燃やし暖をとる。

次に目にしたものはNATO軍によってピンポイント攻撃された市庁舎と防衛庁の建物。コソボ紛争のときのものだ。放置、されたまま。何故、これ見よがしに、おいてあるかということを、考えてください。

人々の表情は、マケドニアに比べて明るさがない気がする。それは、やはり、約10年前の恐怖によるものだと思ってしまう。約10年前にセルビア人が自分たちの街に爆弾が落とされるのを見、破壊を体験した訳だから。

後、話題にしてはいけないことは コソボ独立 について。セルビア人はとてもフレンドリーだが、とてもナショナリズムの強い国。一緒に食事をし、楽しく笑い合っていたのに、私がこのことを話題にしたとたんに人々の表情がこわばり、信じられないくらいの民族意識を肌で感じた。

あと、ベオグラードを訪れる人におすすめしたいのが、私の泊まった個人経営のホテル。部屋数は7つ、と少ないが120ユーロで豪華な部屋とおいしい朝ご飯がついてくる。(普通、バルカンの国を旅する時、おいしいコーヒーとおいしい朝ご飯は期待しないが、ここではおいしいパンに、バルカン独特のコーンブレッド、手作りジャムいりクレープ、果物、おいしいコーヒーおかわり自由)各部屋に素敵なバルコニーとお風呂がついているし、オーナーも感じのいい人であった。かわいい、ミニッツという名前の犬もいた。

今回は一泊だけだったが、2、3泊したい感じのホテル。

Villa Belvedere

Ul.Dr Nedeljka Ercegovca 39,

11080 Belgrad

+38111/3160-433

+38163/280-244

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