喧騒を避けて早朝の「海津大崎」へ。神秘的な琵琶湖の風景を求めて

公開日 : 2018年04月09日
最終更新 :

日本の桜名所100選の「海津大崎の桜」

先日地球の歩き方「ニュース&レポート」サイトに滋賀の中でも特に有名な「海津大崎の桜」をご紹介いたしました。

海津大崎の桜は琵琶湖八景や日本のさくら100選にも選ばれるくらいの有名お花見スポットだけに、シーズンとなると沢山の観光客で賑わいます。しかも琵琶湖だけに湖の上までも・・・

ということで僕は今回、(記事中の写真にも自ら触発されて)人の少ない早朝に自転車で海津大崎周辺の桜を見に行くことにしました!

きっと早朝なら神秘的な桜と琵琶湖のコラボした景色を独り占めできるはず!

早朝の「海津大崎」はまさに神秘的

朝の5時、まだ日の出前に海津大崎のある高島市マキノへ到着。

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淡い光に包まれた海津の石積風景 撮影:Funazushi-maru

さすがにまだ人もまばら・・・。しんと静まり返った他所行きではない普段の海津の空気が流れています。

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海津大崎の桜並木への入り口 撮影:Funazushi-maru

しかし僕の他にも朝の厳かな光に包まれた桜を捕らえようと、カメラマン達がそこかしこに・・・。

日の出は5時30分。太陽が顔を出す前後、空が桜色を帯びた神秘的な雰囲気になります。その中に浮かぶ「竹生島」。ニュース&レポートにあった1枚の写真に憧れて思わずここまでやってきました。果たして撮れたのか・・・

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桜色の世界に浮かぶ竹生島 撮影:Funazushi-maru

たぶんシチュエーションは天候も含めてバッチリ。ただ僕の腕が無いもので思ったようには行きませんでしたが、それでも思い描いた瞬間に立ち会うことはできました。

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ずっと眺めていたい幻想的な景色... 撮影:Funazushi-maru

桜もちょうど満開。もう少ししたら有名花見スポットの喧騒に包まれるでしょう...。それまではこの景色を思う存分楽しめます。

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荒々しい景色と桜の調和 撮影:Funazushi-maru

岩礁地帯である海津大崎は、他の琵琶湖の湖岸とは違って岩場の荒々しい景色が続きます。それが桜と合わさることでコントラストのある風景を生み出しています。ただ海とは違い、湖面は大変穏やか・・・古の時代から人々が琵琶湖に多く魅せられたのも何となく理解できます。

海津から続く奥琵琶湖の絶景

海津大崎の景色に魅せられながら自転車で桜のトンネルを通りぬけていくと、やがて「大浦」にたどり着きます。

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大浦から海津大崎を眺める 撮影:Funazushi-maru

大浦の港も多くの桜が満開で、ちょうど桜祭りの準備中。通り雨が降ってきて、しばらく雨宿り。

雨が止んだら、青空が広がり始めました。

その隙を見てさらに「塩津」へと向かいます。

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枝垂桜の濃いピンクが眩しい 撮影:Funazushi-maru

大浦からつづらお崎の半島をパスして、塩津へ抜けるトンネルの前の坂道にに立派な枝垂桜が出迎えてくれました。

トンネルを抜け塩津へ。琵琶湖の一番北にある湾、桜の景色を求め気の向くままに向かうと、そこはもう行き交う人もほとんどいない静かな琵琶湖が広がっていました。

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鏡のような湖面が広がる塩津の浦 撮影:Funazushi-maru

人の気配や車の通りも無く、また人工的に植えられた桜並木もなくなり、自然のままの風景の中を走ります。

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山桜にはソメイヨシノとは違った良さがある 撮影:Funazushi-maru

誰かに見られるために植えられたものでなく自然のままにひっそりと咲いている山桜が、鏡のように静かな湖面や水鳥の遊ぶ風景と合わさり、自然体の琵琶湖を見せてくれます。

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雄大な琵琶湖を望む一本桜 撮影:Funazushi-maru

少し坂をあがり、浦の全体が望める場所に一本の大きな桜の木がありました...。

思わず自転車を止めてパチリ。

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道の先の小さな漁港 撮影:Funazushi-maru

道を先には小さな漁港があり、そこにも満開の桜が咲き誇ってました。

ここで道は行き止まり...

今回は満開の海津の桜+αを、ガイドブックなどに乗っている有名な風景とは違った角度で探してみました。

早朝に行くのは大変かもしれませんが、マキノや塩津あたりの宿泊施設を利用して、ちょっと早起きしてみるのもいいですよ。

【海津大崎の桜】

問い合わせ:公社)びわ湖高島観光協会

電話:0740-33-7101

ホームページ:http://www.takashima-kanko.jp/sakura/

筆者

滋賀特派員

フナズシマル

皆様に是非訪れてほしいマニアックな滋賀のマニアックなスポットをご紹介していきます!

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