石山寺参拝のお土産「たばしる」って?~ 何故かサイクリストが集まる甘味処

公開日 : 2017年07月29日
最終更新 :

石山寺と言えば滋賀の中でもメジャーな観光スポットにもなっている有名なお寺。

10ishimayadera.jpg

今回はそんな石山寺に来たら是非味わって欲しいスイーツをご紹介いたします!

その名は「たばしる」。

先日から松尾芭蕉にゆかりの場所を紹介しておりますが石山寺を詠んだ句に、

「石山の石にたばしる霰かな」

と言うものがあります。

「たばしる」とは跳ね返っている様子を表す言葉で、この言葉を名前にした和菓子なんです。

最寄りの駅は京阪石山寺駅。

1keihanishiyama.jpg

駅を出ると琵琶湖から続く瀬田川の流れが出迎えます。

11setagawa.jpg

瀬田川の流れにそって南下すると石山寺に行きつくのですが、

その少し手前に、老舗の和菓子店といった雰囲気なのに何やらたくさんのロードバイクが止められた不思議なお店が...

2sajotoson.jpg

「たばしる」にはこちらのお店で出会うことができます。

藤村という名は石山寺に寄宿したことのある詩人「島崎藤村」にちなんでつけられたそうです。

3tennai.jpg

▲店内の様子

お店の女将さんがサイクリストということもあり、バイクスタンドが設置されているなどサイクリストウェルカムなお店。

サイクリングには甘いものがつきものですしね。

店内で様々な種類の甘味を味わうことができます。この日もたくさんのサイクリストの方々が涼まれていました。

私もこの日は娘とサイクリングしながらの訪問。

4menyu.jpg

この時期らしくかき氷などのメニューも豊富にありますが、

ここはやはり「たばしる」と「おうす」(御抹茶)のセット(700円)を。

6tabasiru.jpg

娘は本蕨餅(700円)をいただきました。

5warabimochi.jpg

「たばしる」はぱっと見の感じは小さめの大福餅って感じですが、中の餡が普通の大福とは違います!

7nakami.jpg

正確には餡という感じではありません。

最高級の小豆「丹波大納言」という大粒の(小豆なのに!)小豆を蜜漬けし、炊き上げたものをそのままふんわりとしたお餅にクルミと一緒に包んでいます。

小豆の形がそのまま残っており、口の中に大粒がコロッと転がり込んできて食感が非常に面白い。

また甘さが控えめで、最高級小豆本来の甘さや美味しさがストレートに味わえるといった感じ。

大納言小豆の下に隠れたクルミのカリっという食感もサプライズ的な演出になっています。

大福系のお餅は日本全国にいろいろありますが、この食感が楽しめるものはは珍しいのではないでしょうか?

今回はお抹茶と一緒にいただきましたが、上品な甘さのたばしると一緒にいただき贅沢な時間を過ごすことができました。

8omiya.jpg

「たばしる」は店内でいただくことはもちろん、お土産として持ち帰ることもできます。

1個からのばら売り(180円)もありますよ。

他にも「若鮎」といった琵琶湖の鮎をイメージしたお菓子も。

9wakaayu.jpg

若鮎はカステラ風の生地でお餅を包んだもので、こちらも琵琶湖のお土産にピッタリですね。

滋賀には他にもいろいろなお土産がありますが、石山寺に来たら是非寄ってみてはいかがでしょうか?

この不思議な食感にきっとハマること請け合いです!

またサイクリングやランニングの方には水や氷の補給もされていますので、アスリートにもおすすめのお店です。

筆者

滋賀特派員

フナズシマル

皆様に是非訪れてほしいマニアックな滋賀のマニアックなスポットをご紹介していきます!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。