中国にあふれかえっているレンタル自転車。スマホでスキャンするだけで乗れる驚きのシステムとは
中国にあふれかえっているレンタル自転車。スマホでスキャンするだけで乗れる驚きのシステムとは
中国の街中にあふれかえるレンタル自転車
オレンジ、青、黄色、白、赤など、各色の自転車がいたるところに停まっているのに気が付くだろう。
今、深センだけでなく、中国国内の大都市で、この異様とも思える自転車だらけの光景が広がっている。
この自転車はなんなのか?
中国語では"共享単車"と呼ばれる、レンタル自転車なのである。
今や深セン市内のどこにでも大量に停まっている
驚きのシステム
確かに、日本にも観光地などでレンタル自転車がある。
でも、中国のレンタル自転車は日本のそれと全く別のシステムで運営されている。
なんと、スマホ一つで借りることができるのだ。
道端に停まっている自転車にはQRコードが付いていて、スマホでスキャンするだけで自動的にリモートでガチャっと鍵が開き、そのまま乗ることができるのである。(※アプリをダウンロードし、事前登録は必要)
車両にはQRコードが付いている
放置自転車問題に厳しい日本ではありえないことだろう。
目的地についたら、自転車を降り、邪魔にならないところに停めて鍵を閉めればそれでオーケーだ。
鍵を閉めればそれでオーケー
激安で借りられる
先日日本に帰った時に、レンタサイクルを見かけた。1時間300円、1日乗り放題で1000円と書いてあったが、まぁ、日本ではこれくらいが普通の値段だろう。
では、中国のこのレンタル自転車はいくらで借りられるのか?
答えは・・・・
・・・
・・・
ほとんどタダ。である。
え?と思うだろうが、本当にほぼタダと言ってよい値段で乗れる。
深セン市内には、レンタル自転車会社が10社ほどあり(一番有名なのは「モバイク」)利用料金は各社異なるが、
そのほとんどが30分当たり0.5元(約7円)~1元(約17円)くらいだ。
はっきり言って、利用料はほとんど気にしなくても良いレベルの安さだ。
この正規利用料金でも十分激安なのに、最近は無料で乗れることも多くなっている。
レンタル自転車会社が多く、各社顧客獲得のため、利用料無料キャンペーンをよく行っているからだ。
私もよく利用しているが、ここ最近ほとんど無料で乗っている気がする。実質ほとんど無料と言っても過言ではない。
本当に便利である。
この黄色いレンタル自転車は「ofo」という会社のものである。深センの塩田に行ったときに謎のウサギと一緒に撮った写真(笑)
レンタル自転車が登場して1年少ししか経っていない
今やどこにでも大量に停まってるのが当たり前の光景になっているが、なんと1年ちょっとしか歴史がないのだ。
初めて深センの街にレンタル自転車が登場したのは2016年の半ば。オレンジ色の「モバイク」という自転車が主要な駅などの付近に置かれ始めた。
モバイクの車両
わずか1年で人々の交通手段が大きく変わってしまった。
中国は本当に変化が早い。
日本では10年ひと昔と言うが、中国では2年もたつと全然違うのである。
乗るためには?
必要なのはスマホ(中国でネットができるもの)、パスポート、支払いのための電子マネー(微信支付(ウィチャットペイ)、支付宝(アリペイ))だ。
車体本体についているQRコードをスキャンし、アプリをダウンロードしてから、実名登録を行い、デポジットを預ければすぐに使用が可能である。
非常に便利なので、もし中国にある程度の期間滞在するなら、ぜひ利用してみてほしい。
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