-お手頃価格でボリューム満点!若者達に人気の地中海料理店-
-お手頃価格でボリューム満点!若者達に人気の地中海料理店-
皆さんこんにちは!
雨降り続きで元気が出ない...と思いきや、今日は予報が外れて日中のカラッとした快晴と、
ポカポカ太陽の光を浴びて元気いっぱい!のシアトル特派員・シュローダー 彩です!
さて、そんなルンルンの良いお天気に鼻歌を歌いながら、今日私達が訪問するお店は、
地球の歩き方でご紹介するのは初めて!の新しいエリアです。
「アップタウン」と名付けられたこのエリアは、「シアトルセンター」というスペースニードルや
シアトルの美術館などが集まる、大きな広い公園のほど近くにあり、
シアトル観光のついでに立ち寄るにももってこいの、とても便利な場所にあります。
このエリアは他にもたくさんの飲食店が立ち並び、スーパーや映画館などもあってちょっとした商店街のような、
賑やかな場所。隣もお向かいさんもレストラン、という、色々な多国籍料理店が文字通りひしめき合っている
このエリアの一角に、今回ご紹介するお店「The Golden Olive」があります。
この「The Golden Olive」は地中海料理(Mediterranean food)のお店ですが、地中海料理、というと、
私は日本にいる間はイメージとしてフランスのプロヴァンス地方のトマトやズッキーニをたっぷり使った
煮込み料理や、ギリシャ料理の山羊のチーズやナスを使った料理、
シチリアのレモンを使ったお料理などをイメージしていたのですが、ここ、シアトルではトルコやギリシャ、
中近東やアラブ料理を総称したもののようです。
こちらのお店のメニューにもあるケバブ、ファラフェルコロッケ(磨り潰したひよこ豆、そら豆、
またはその2つを合わせたものに様々なスパイスを混ぜて丸めて揚げた中東料理の豆コロッケ)、
フムスにタジキソース、ババガヌーシュ(焼いたナスの皮を取り除いて様々なスパイス、ニンニク、
生のゴマをペースト状にしたタヒニペーストと合わせて作る中東料理のディップ)やピタパンなど、
エキゾチックでスパイシーなお肉もお野菜もバランスよくたっぷり!な料理は女性にも魅力的なはずです。
さて店内に入ると、頑固な職人気質っぽい年配の男性達と、気さくで温和な雰囲気漂う、
優しい笑顔の青年がオーダーを取り、切り盛りしているようでした。
今日の私がオーダーしたのは「ギロ・プレート」。
(ギロ、とはギリシャ料理のドネルケバブ(ドネルケバブはトルコ料理)で、
スパイスの効かせた薄切り肉を重ねて串に刺し、大きな円筒状にして、専用の縦型回転式の開放オーブンで、
じりじりと側面をグリルする。その側面の焼けたところから、ナイフで削ぎ落としていただく肉料理。
ギリシャのドネルケバブ、ギロは羊肉を使うのが一般的なのだとか)
店員さんが笑顔と一緒に運んできたプレートには、熱々でジューシーなグリルしたスパイシーなラム肉と牛肉、
玉ねぎやパプリカなどがご飯の上に敷き詰めるようにどっさりと乗っています!
サイドにはフレッシュなトマトやキュウリ、レタスにヨーグルトベースのドレッシングに
パルメザンチーズがかかったギリシャサラダ、お肉に絡めたりピタパンにつけたりできる、
クリーミーなタジキソース(ギリシャのヨーグルトベースのニンニクやレモン、ハーブで味を整えたソース)。
食べやすく4つ切りにされたホカホカ熱々、外側がカリッと、中はふわ!もちもちっ!のピタパンが添えられて、
大きなプレートからはみ出し、溢れんばかりの大ボリュームでした。
主人がオーダーしたのは、「ビーフ・シャワルマ」。
(シャワルマとはこれも先ほど説明したギロ、ドネルケバブと同じで、トルコ発祥と言われる。
大きな円筒状にしたスライス肉を塊にして串に刺したものをオーブンで回転焼きし、
削ぎ切りにして頂く肉料理のこと。シャワルマはアラブ料理での呼び名で、肉をヨーグルトやスパイス、
マリネなどにして下味をつけたものを使うのが特徴だそう)
このお店ではマリネした牛肉をグリルした、スパイシーでゴロゴロと噛みごたえがありそうな角切り牛肉が、
どっさりとご飯(黄色いのはターメリックを使用しているからかな?)の上に敷き詰められ、
これまたジューシー!肉汁がツヤツヤと輝いています!
サイドは私のものとほぼ同じですが、タジキソースがフムス(茹でたひよこ豆にニンニク、練りゴマ、
レモン果汁とオリーブオイルを合わせてペースト状にしたもの。アメリカでフムスは爆発的なブームがあって、
それ以降スーパーでも何十種類ものブランドと味のバリエーションが売られている、
今日でも根強い人気を誇る商品。野菜のディップにも便利で美味しい!)
になっているのがフムス好きの私としては羨ましいところ。
熱いものは熱いうちに、サラダなどのお野菜はパリッと新鮮でみずみずしく、基本のき、
がいつもしっかり守られていらっしゃるなあ〜、と毎度感心するこちらのお店。
メインはもちろんのこと、サイドにまできちんと料理を美味しく食べられるよう気遣いが行き届いていて、
4つ切りに食べやすくカットして添えられたピタパンも、いつも表面はカリッと香ばしく温められ、
中はふかふかのもっちもちです!ご飯も付いているのでいつも半分残そうと思うのですが、
これがフムスと合わせると美味しく、さらにはそのままでも美味しくて、
お腹が破裂しそうになってしまうのですが、結局ついつい手が伸びてしまい、しっかり完食してしまいます!
こちらのお店、お値段はお手頃なのにボリューム満点!で、
少食の女性なら1つのプレートを2人でシェアしても十分なほどの量があり、その点で、
この大満足のボリュームと、良心的な価格、ちょっと塩気の強い味と、さっと出てくる素早さに、
いつも周辺の若者達で賑わっています。
私にはちょっと全体的に塩気が強いかな?とも思いますが、それでもこのお値段とボリューム、
料理への細かな気遣い、スピード、穏やかな笑顔の店員さん...と、あまりあるたくさんのプラスポイントが、
「エキゾチックでスパイシーなお料理を手軽に食べたいな〜」と思う時、私の中で真っ先に閃くようになりました。
いつもこちらに来るとファラフェルコロッケが頂いてみたいけれど、ついつい肉料理を選んでしまうので、
次回こそファラフェル・プレートに挑戦してみたいです!
【The Golden Olive】
所在地:521 Queen Anne Avenue North Seattle, WA 98109
営業時間:(日〜木)AM10:30 - PM9:30
(金〜土)AM10:30 - PM10:00
定休日:なし
HP: http://seattlegoldenolive.com/
次回も、アメリカ・シアトルの情報を、 在住者の目線を通してお伝えしていきたいと思います!
お楽しみに!
もし、この記事でシアトルにちょこっとでも興味がわいて、旅行してみたいなと思われたら、
「地球の歩き方」で様々なシアトル旅行プランを案内していますので、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか?
♦記事執筆者:シュローダー 彩(HP:http://ayaschroeder.wixsite.com/ayacafeseattle)
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