冬のシアトル旅行に関する情報その⑵

公開日 : 2016年12月03日
最終更新 :

-冬の気候②とアドバイス-みなさんこんにちは!シアトル特派員のシュローダー 彩です!今回は前回に引続き、シアトルの冬の旅行に関する情報をお届けします。さて、早速ですが、シアトルの素晴らしい点として、一歩街の外に出れば、車でわずか1時間ほどでスキー場に行ける環境でもあり、これからの時期、観光に来られる方にはダウンタウンも日帰りスキーも一度に楽しめる絶好のロケーションでもあります。余談ですが、このため夏にLAから遊びにやって来たばかりの夫のお姉さん夫婦が冬にも遊びに来るつもりで帰って行ったのは、言うまでもありません。

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しかし、ここで皆様に注意してお伝えしておくべき情報があります!それは冬の降雨量です。雪に関して無いに等しいシアトルですが、冬のシアトルは月の平均18日、1ヶ月のうち、約2/3日が雨の天気です。シアトルを舞台にした多くの映画やドラマシリーズのイメージはここから来ているのです。それゆえに、冬に入るとそれまでの快適な気候が嘘のように、一週間、それどころか10日間、ずうっと雨...なんてことが普通になります。これについてはまさしく今、私が身をもって体験中です。さて、このシアトルの雨は、しっかりとした雨が日によっては一日中、降り続くこともありますが、基本的に降っては止んで、を繰り返します。そのため、明け方から降り始めていたけれど、昼から午後にかけては快晴で、また夕方から降り始める、などということもよくあります。

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また、 シアトルの雨は、そもそも日本の雨とは違って、霧雨のような感じなので、雨量自体は日本のものよりも平均して少ないのです。雨の日でもシアトルの湿度は私が感じる限り日本よりもずっと軽く、すぐに乾くような気がします。また、ちょっとやそっとの雨では、傘を使うシアトル人を滅多に見ません。たまに見かけるのはパーティなどに参加するためおしゃれをしている人や、観光客の方がほとんどです。その代わり、シアトル人がいざ、「傘を使うぞ!」という日となると結構な雨量の、台風の日の前後にかかるような、いわゆる大荒れ、私ならば、(今日は外に出ないほうがいいのでは?)と思う天候の日、でしょうか。

「全米で最も快適な夏が過ごせる避暑地」、として有名なシアトルに、その頃引っ越してきた我が家。

この天候の激変ぶりが未だに信じられず、まだ傘を1本も持っていませんでした。しかし、さすがに先日の天気を見てとうとう夫が、「ついに傘を買うべきか...?」と呟きました。その日のニュースを読むと、この大荒れの天気はなんとシアトルで十数年振りの台風の影響によるものだとわかりました。どおりでいつもとまったく雨の傾向が違うわけです。これを踏まえて、シアトルへこの冬、ご旅行予定の方に少しばかり私からアドバイスさせていただくと、旅行中、おしゃれなレストランなどに行かれる考えなどをお持ちであれば、折りたたみ式の傘を、それ以外の、普段の街散策用には、雨、風ともに強い日もありますのでレインコートや、撥水加工のフード付きのパーカー、帽子などを持参されるのが便利でお勧めです。もちろん、これらはすべて個人的な私の主観によるものですので、雨で洋服を汚したくない、濡れたままで風邪を引きたくない、偏頭痛がする、マスカラが落ちるのが心配、などといった方には、ご自身の普段のご旅行方針を優先されることを強くお勧めします!

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また、シアトルは坂だらけ、ということについて、前回の記事で少し触れさせていただきましたが、シアトルは「フィヨルド」と呼ばれる地形で形成されているため、深い谷と山とが短い間隔で密集して形成されたような場所で、ダウンタウンを歩き回るのにハイヒールは至難の技と言えます。ヒールのある靴がどうしても必要になるご予定がおありでしたら、必ず、それと一緒にスニーカーや履きなれた歩きやすい靴をもう一足お持ち頂くことを推奨いたします。

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-日本からの距離と時差-シアトルへは、日本からの直行便の飛行機で約9時間、距離にして約7,743km、日本との時差は−17時間です。例えばシアトルが今、19日の午後5時ですから、日本では次の日の20日、午前10時で日をまたぐ形になります。ちなみに、夏の間は日照時間が平均して朝8時から夜10時ぐらいまで、と非常に長いため、「毎年3月の第2日曜日」になると夏時間(Daylight Saving Time/デイライトセービングタイム)というものが適用され、この時の時差は−16時間になります。この際、シアトルが19日の午後5時の時、日本は次の日の20日、午前9時になります。

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この夏時間、夏時間というと聞こえは夏限定に思われがちですが、実際は「11月の第1日曜日まで」この夏時間が適用されます。多くのヨーロッパでも見かけるシステムですが、日本人の私としては未だにややこしいと感じてしまいます。特に旅行中は、このシステムを知らずに閉館時間ギリギリで美術館に到着したら閉まっていた、ホテルのチェックイン時間に遅れてしまった!...なんてこともありますので、この時期のシアトルご旅行予定の方は充分ご注意ください。さて、今回の記事、この冬のシアトル旅行計画のお役に立てば嬉しいです。

次回も、旬なアメリカ・シアトルの情報を、在住者の目線を通してお伝えしていきたいと思います!

もし、この記事でシアトルにちょこっとでも興味がわいて、旅行してみたいなと思われたら、

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【地球の歩き方:シアトル旅行ツアー】

♦記事執筆者:シュローダー 彩(HP:http://ayaschroeder.wixsite.com/ayacafeseattle

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