部屋の窓からオラヴィ城 ホテル ロッシランタ
たまには少し変わったホテルに泊まってみたくありませんか?
今日ご紹介するのは平屋の小さなホテル ロッシランタ(Lossiranta Lodge)です。
ここは何といっても立地の良さが特別です。サヴォンリンナ中探しても、こんなにオラヴィ城に近いホテルはありません。
部屋の数は別棟も含めて12部屋(この写真の建物には5部屋)、部屋は一つ一つ違う内装になっています。
全ての部屋にシャワー、WC(一部、車椅子で利用できる部屋もあります。)さらにミニキッチンがついており、コーヒーを入れたり、簡単な自炊もできます。遅い時間に到着するお客様が疲れて食事に出かけられなくても、部屋でコーヒーを入れたり簡単な食事ができるように、という気持ちからだそうです。ミニキッチンには扉が付いていて、使用しない時は隠すことができます。「キッチンは部屋にあると便利だけれど、それを目にせずに日常から離れられる時間もホテル滞在の大切なポイント。いいでしょ?これは私のアイディアよ。」と、オーナーのクリスティーネさんが話してくれました。
建物にはもちろんサウナもあります。一度に6人ほど入れる大きさで、電気のサウナではなく、薪であたためるサウナを体験できます。
ジャグジー横の窓からも素敵な景色。
サウナにジャグジー、夏はもちろんですが、クリスティーネさんが言うには、冬の氷点下に雪景色の中、お城を眺めながら中庭にあるジャグジーに入るのが最高だそうです。なんだかそれって日本の温泉地で雪が降るのを眺めながら、露天風呂に入るあの感覚と似ていませんか?そんな同じような事を良いと思える共通の感覚を発見すると嬉しいですね。
ホテルの前には「ホテルのお客様専用」と書かれた桟橋があり、サウナから出たらこの桟橋から湖に入れます。ただし、このあたり結構深く、桟橋のすぐ周りでも水深6,7メートルはあるそうです。泳ぎに自信のない方は水につかるだけにした方が無難かもしれませんね。
夏期は庭にカフェがオープンします。私が伺ったこの日、「とても暖かくて気持ちがいいし、今日オープンにしましょ。」とオーナーさんが宣言して今年は今日からガーデンカフェオープンということになりました。カフェは宿泊客以外の方も利用できます。夏の間、ホテルの宿泊客の朝食もこのカフェで提供されます。
(オーナーのクリスティーネさん、写真掲載承諾済み)
「オラヴィ城クッキー」甘すぎない大きめのクッキーです。まだ試作品ということでしたが、もうすぐカフェメニューに加わるそうですよ。
夏の朝食は中庭のカフェですが、寒い季節は隣の建物で提供しています。こちらの食堂も素敵です。ちょうど季節の変わり目のこの日、イタリアからのお客様はこの室内で、
フィンランド人のお客様はこちらのテラスを希望されたそうです。今朝の気温は13度くらいでしたが長い冬を越したフィンランドの人たちにとっては外で朝食を楽しみたい季節なんです。
ホテルの前の散歩道にあるベンチで外国から旅行中の若いご夫婦がベビーカーに乗せた赤ちゃんに食事をさせようとしていました。スプーンがないらしいことに気が付いたスタッフが貸してあげていました。このホテルのサービスを見られたような気がしました。
オーナーさんもスタッフの方々もフレンドリーで、のんびり快適に過ごせそうです。
"朝起きて部屋のドアを開けると、すぐに芝生の庭がある"、そんな友人の家に泊っているような気分が体験できるホテルです。
200メートルほど離れた別棟にも数部屋ありますので、こちらの記事で紹介した棟の部屋をご希望の場合は予約時に確認されると確実です。
Lossiranta Lodge
Olavinkatu 8
57130 Savonlinna
www.lossiranta.net
筆者
フィンランド特派員
ラサネン千景
フィンランド、サヴォンリンナ在住です。
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