GWにサヴォンリンナ方面への旅行を予定されている方へ

公開日 : 2018年04月23日
最終更新 :

もうすぐ日本はゴールデンウィーク。旅行を予定されている方はそろそろスーツケースに荷物を詰めたり必要なものを買い足したり準備をされている頃ですね。

不便なのは嫌だけど荷物はできるだけ減らしたい。帰りのお土産スペースも空けておかないと。

着るものも何を入れていくか迷いますよね。

4月は「雨が降り、融けた雪がまた夜中の氷点下で凍る」・・・・の繰り返しで、滑りやすかったり土と雪でぐちゃぐちゃだったり足元の悪い時期です。湖の氷が完全にとけて無くなるのは例年4月下旬、ちょうどゴールデンウィークの頃です。

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サヴォンリンナの最近の気温は氷点下3度~プラス12度くらい。日中、太陽が直射の日当たりのよい場所ではプラス10度を超えていますが、朝晩はまだ0度前後です。

道路の雪は融けましたが、庭や日陰には残っています。ゴールデンウィークまでには全て融けそうです。

昼夜の気温の差も大きく、太陽が出るか出ないか、風があるかどうかでかなり体感温度が変わります。防寒衣類は必要です。真冬のウールのコートまでは要りませんが、薄めのダウンやコート, ジャンパーなどは必要です。コートの下には薄手のセーター、カーディガンなど調節しやすい重ね着が便利です。首に巻くショールやスカーフ、マフラー、薄い手袋なども気温の差に合わせて活躍します。

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4月22日現在、まだ木々に葉っぱはありませんが、

日当たりの良い場所に、今年初めての花を見つけました!

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通常ゴールデンウィークあたりは、雪や氷がすべてなくなり土が乾き始める頃です。雪融けの後、クロッカス、チューリップ、すみれなどが咲き始めます。春の景色の変化は速いので、旅行中, 日に日に春の色が濃くなっていくのを感じられるのではないでしょうか。

明るい時間は長くなっています。ついこの間まで暗かったのに、あっという間に昼夜逆転しました。「白夜」というのはいきなり始まるわけではなく、夏至までのあいだ毎日少しずつ明るい時間が長くなっていきます。ちなみに4月22日現在、すでに夜9時ごろまでは気持ちよく散歩できる明るさです。

もう一つこの時期の旅行で知っておいて頂きたいのは5月1日のメーデー、祝日です。労働者だけでなく、こちらでは学生にとってのお祭り、人々が春の到来を喜ぶ日でもあります。特に大学がある街では前夜から盛り上がります。商業施設の営業時間変更がある場合もありますのでご注意ください。

メーデーの食べ物といえば、カルダモンの入ったフィンランド風ドーナツ「munkki ムンッキ」

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他に揚げ菓子「tippaleipä ティッパレイパ」や飲み物では「sima シマ」です。ブラウンシュガー、水、レモン、イーストで作るシンプルな微炭酸の飲み物です。

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4月、5月カフェなどでシーズンメニューとして出ているので試してみてください。

参考までに、宿泊施設には日本のホテルのようにバスアメニティが揃っていないことも多いので、歯磨きセットなどはご自分の物を荷物に入れてお持ちいただくことをお勧めします。

サヴォンリンナ方面に来られる方はもちろん、フィンランドや世界各地、日本各地にお出かけの皆さん、気を付けて楽しいご旅行を!

筆者

フィンランド特派員

ラサネン千景

フィンランド、サヴォンリンナ在住です。

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