晩秋の北海道ニセコエリア、『神仙沼』と高層湿原
2018年は10月30日に札幌の手稲山が初冠雪を記録し、道内は例年より5日~2週間ほど初雪が遅いようです。ニセコエリアでも30日から31日にかけて平地でも雪がうっすらと積もったようで、すでに雪景色に変わっているかもしれませんが、先日出かけた10月中旬の「神仙沼」をご紹介します。
札幌から車で2時間ちょっとの場所に位置するニセコエリアの共和町にあります。
ニセコ町ニセコから道道66号(ニセコパノラマライン)を進み、蘭越町から共和町に入り、「神仙沼レストハウス」に到着。
駐車場に車を停め、向かったのはレストハウス裏手方向にある「神仙沼自然休養林展望台」。
木道が整備され、ほんの数分でたどり着けます。
展望台からは共和町をはじめ、その先にある積丹半島までを一望できます。
再び木道を通ってレストハウスまで戻り、道道66号を渡って反対側にある"神仙沼"へ向かいます。
木道のおかげでとても歩きやすく、冷たくなってきた空気と森の香りは爽やか。
歩きやすい靴と服装がよいと思いますが、訪れた人の中にはスカート・パンプス姿の人も見かけます。
ところどころに神仙沼までの距離と"がんばってね"の言葉があり、思わずがんばれます。
途中に分かれ道。
どちらも神仙沼にたどり着きますが、階段有り、階段無しルートの選択です。
春に来た際は、階段有りルートのみ通れた(ハズ)ので、階段無しルートを選んで進みました(階段無しルートのほうが、やや距離が長くなります)。
階段無しルートは、ゆるやかなスロープが続き、その内側を進む階段ルートよりも、もしかすると見晴らしがよいかもしれません。
15分~20分ほど(約600m)で到着した「神仙沼高層湿原」。
ハイマツや蛇行する小川がとても湿原らしい景色です。
高層湿原をさらに進むと「神仙沼」です。
神秘的な神仙沼の向こう岸近くで、飛沫が上がっています。
よくよく見ると、どうやらカモのようです。
親子で水に潜りながら、魚を食べています。
静かに過ぎてゆく時間がとても居心地よく、長居をしたくなりますが、重い腰を上げて帰路へ。
神仙沼レストハウスでは、コーヒーなどの飲み物のほか、カレーライスやラーメン、豚しょうが焼き丼など、
軽食もいただけます。
写真はホットサンド(\350)と自家焙煎コーヒー(\300)。
札幌から日帰りドライブが可能なエリアです。
春から秋(おおむね5月~10月)にかけておすすめのスポットです。
神仙沼・神仙沼自然保養林
- 名称
- 神仙沼・神仙沼自然保養林
- 住所
- 北海道岩内郡共和町前田
- アクセス
-
車で札幌市内より小樽(札樽自動車道)経由で約2時間10分(約115km)
車で札幌市内より国道230号線・中山峠経由で約2時間30分(約115km)
JR「倶知安駅」より車で約40分(約25km)
※冬季は国道66号は通行止め
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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