春の南十勝・大樹町めぐり~タンチョウからエゾノリュウキンカ、コハクチョウ、やちぼうずまで

公開日 : 2018年05月30日
最終更新 :

4月末、「民間ロケット打ち上げ」でニュースになって南十勝の大樹町に行きました。

当初、打ち上げが予定されていた日程で開催されたイベント

"スペースフェスタ2018"の会場"大樹町多目的航空公園"へ。

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大樹町内に入って少しすると、どこからともなくつがいの鳥が。

タンチョウです。

2羽のタンチョウは一緒に飛んできましたが、それぞれ気に入った場所で食事を始めたもよう。

この時期、十勝でも近隣の湖沼を営巣地にするタンチョウが

つがいで畑にエサを食べている様子を見ることがあります。

タンチョウのつがいの優雅な動きにしばし見入ってから、イベント会場へ。

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この模型が見えたら、会場はもうすぐ。

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ロケット打ち上げの高揚感でいっぱいのイベント会場!と思いきや、

すでにご存じの方は多いかと思いますが、ロケットに不具合が生じ、

会場へ到着した朝の時点で、すでに打ち上げ延期が決定していました。

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それでも、イベント用にブースが出ており、せっかくのお祭り気分を楽しむことに。

(この時点では、翌日の打ち上げが予定されていましたが、結果的に夏をめどに打ち上げることになったそうです)

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さて、大樹町のご当地グルメといえば「大樹チーズサーモン丼」です。

大樹町の特産品、チーズとサーモンを使った天丼のご当地グルメはボリュームたっぷり!

実は、大樹町および大樹町宇宙交流センターを訪れるのは1年半前に次いで2回目です。

大樹チーズサーモン丼の写真はこちらをどうぞ。

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旅の目的は、ロケット打ち上げを見ることでしたが、第二の目的は、もちろん、十勝グルメの食べ歩き。

北海道の郷土食"いもだんご"(いも餅ともいいます)も販売していました。

ふかしたジャガイモをよく練って作る北海道の昔ながらの家庭料理"いもだんご"は、

最近では専門店も見かけるほどになり、味のバリエーションもさまざまですが、

今回は定番の甘辛い味で。

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いもだんごに続き"バナナビーフ"で作ったビーフシチュー。

大樹町内で飼育している牛で、毎日、おやつにバナナを食べさせているのがバナナビーフだそう。

バナナが健康によいとのことで、毎日コツコツとバナナを食べさせているそうです。

野菜とバナナビーフがゴロゴロ入ったシチューは、

まだ風が冷たい4月末の朝、身に染みておいしかったです。

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イベント会場の雰囲気をひと通り堪能し、翌日(当初は翌日に予定されていた)の

ロケット打ち上げまで待つことはあきらめ、予定変更で大樹町内の温泉へ。

道路脇に無数に咲き誇っている黄色い花が北海道、特に札幌等の道央圏よりも

少し遅れてやってくる十勝の遅い春の到来を象徴しているように見えます。

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到着したのは「晩成(ばんせい)温泉」。

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チケットを券売機で購入。

タオルは200円です。

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大浴場には露天風呂はないのですが、太平洋に面しており、

窓から海が見えるほか、バルコニーがあり、潮騒と海の風景を楽しみながら

涼むことができる温泉です。

大浴場からも写真↑のような風景を眺められます。

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外から見た晩成温泉。

海を間近に見ながらの温泉は格別です。

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温泉タイムを満喫したあとは、もう少し大樹町を散策してみることに。

晩成温泉からほど近い「オイカマナイトー」(生花苗沼)へ向かいました。

オイカマナイトーは、タンチョウをはじめ多くの野鳥の生息地するそうで、

沼のほとりに野鳥観察施設がありました。

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オイカマナイトーに向かって歩くと、シンボルのような木があり、

野鳥観察施設もありました。

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どこからともなく、鳥の鳴き声、しかもコハクチョウの鳴き声に聞こえたので、

さらに沼にさらに近づくと...

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対岸に無数に見える白い点は、どうやらコハクチョウのようです。

4月末、まだ北海道にとどまっていました。

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オイカマナイトーの周りの道路沿いに少し車を走らせてみると、

ふきのとう、ミズバショウ、エゾノリュウキンカなど、

札幌ではすでに終わってしまった花がまだ咲き始めたところ。

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エゾエンゴサクもかなり咲いています。

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少しコハクチョウに近づいたと思われる地点で木々の合間から

コハクチョウウォッチング。

鳴き声はかなり大きく聞こえてきますが、これ以上は近づけないようなので、

もと来た道を戻りました。

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筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

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