『層雲峡温泉 氷瀑まつり2018』、準備着々!1/25~3/18開催

公開日 : 2018年01月12日
最終更新 :

旭川より車で約66kmにある「層雲峡温泉」では、

毎年、1月より氷祭り「層雲峡温泉 氷瀑まつり」を開催します。

開催に先駆け、製作現場を見せていただきました。

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"Icefall in the site of Sounkyo Ice Waterfall Festival which is being prepared"

会場に着くとすぐに目についた氷瀑。

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"Ishikari River which runs through the site of Sounkyo Ice Waterfall Festival"

氷瀑会場を縫うように流れる石狩川。

層雲峡は北海道上川町にあり、

上川町は石狩川源流の町でもあります!

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層雲峡温泉の一角にある「氷瀑まつり」会場は、

思っていたより広く、氷瀑の数・大きさも想像以上です。

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この日の気温はマイナス8℃。

外へ出ただけで、一気に冷気が押し寄せる状況下、

スタッフの方々は、水と氷のなかで作業しています。

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"Ice Statues derived from Hokkaido because of the year, 2018, which is the 150th memorial year after the name, Hokkaido was given"

2018年は"北海道"と命名し150年のため、

北海道をテーマにした氷像も作っているそうです。

例えば、赤れんが庁舎や時計台など。

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早速、製作のようすを見せてもらいました。

スプリンクラーで細かな水を絶え間なく吹きかけています。

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そして吹きかけている水は、

水道の水でも石狩川の水でもありませんでした!

よりきれいな水を求めて、毎年、井戸を掘って汲み上げているそうです。

きれいな水を使うと、氷像・氷瀑がきれいな青になるからとか。

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井戸から汲み上げた水は、24時間吹きかけられます。

それは一度止めると、水が凍結しすぐには使えなくなるからです!

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さらには、朝、作業開始前にスプリンクラーや

水道管(チューブ)の氷を取り除くことから始めなくてはならないそう。

私も冬には"水道管の凍結"に気をつける習慣がある北海道民ですが、

氷瀑まつりの準備で、水の凍結に苦労しているなどということは、

夢にも思いませんでした。

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吹きかけられた水は、すでに凍っている部分を伝って下に落ち、

その過程で少しずつ長さや厚みを増していきます。

途中、スプリンクラーの細かな水粒が体にかかりましたが

あっという間に凍り、ダウンコートの表面は

細かな氷の粒でパリパリに!

この寒さの中、自然に依るところも大きい準備作業では、

雪や風の影響で、氷の形が変わることもしばしばあるそうです。

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早速、製作中の「神社」の中を見せてもらいました。

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井戸で汲み上げた"よりきれいな水"からできた氷は、

外側から見る以上に青く美しい氷でした。

最近は、住宅事情が変わり、あまり見られなくなったツララも

ここではたっぷり鑑賞できました。

(開期中、ツララの鋭い先端は安全のため除去されます)

開催期間中、夜のカラフルなライトアップが有名な氷瀑まつりですが、

日中の青い氷もまた神秘的です!

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1/25(木)~3/25(日)までの開期中、

会場では、設けられたステージでのイベント、

温かい飲み物などの販売ブース、

ゴムチューブで滑る"氷の滑り台"↑(製作中)などが楽しめます。

2018年は、年明け早々に雨が降るなど、少し暖かめの北海道ですが、

ここ、氷瀑まつり会場の上川町では、

北海道らしい冬を存分に体感できます!

日中でも氷点下10度前後まで気温が低下するので、

特に夜は"さっぽろ雪まつり"以上に

防寒をしっかり整えておでかけください。

【層雲峡温泉 氷瀑まつり2018】

開催期間:2018年1月25日(木)~3月25日(日)

会場:北海道上川郡上川町層雲峡温泉特設会場

開催時間:10:00~22:00

料金:協力金300円

TEL(層雲峡観光協会):01658-5-3350

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筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

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