2017年9月1日オープン!「似鳥美術館」「アールヌーヴォー・アールデコ グラスギャラリー」@小樽芸術村
小樽市指定歴史建造物の旧北海道拓殖銀行小樽支店建物が
いくつもの変遷を経て、この9月1日、
「似鳥美術館」としてオープンしました。
早速、似鳥美術館の展示作品の一部をご紹介します。
(写真は許可をとって撮影しています)
4階から。
4階は横山大観をはじめとする「近代の日本画」が集まっています。
人気がある著名な画家の作品も多数あり、親近感を覚えます。
3階は海外・国内の画家による「洋画」。
こちらは似鳥美術館の目玉のひとつとなる収蔵品、
岸田劉生氏の「黒き土の上に立てる女」。
ぜひ、肉眼で作品を見てください。
日本画の階とはガラリと変わった雰囲気の中で洋画を鑑賞しました。
2階には「棟方志功」作品と「高村光雲とその弟子たち」の作品です。
圧巻の棟方志功作品に加え、細部をじっくり見られる彫刻(写真)。
地下1階は「アールヌーヴォー・アールデコ グラスギャラリー」。
ガラスの街でもある小樽では、ときおりアールヌーヴォー、
アールデコ作品を目にすることがあるかもしれません。
そのような中、こちらでは、アールヌーヴォー・アールデコの代表的工芸家、
エミール・ガレ、ルネ・ラリック、ドーム兄弟などの作品が集められ、
地下に足を踏み入れると、アールヌーヴォー、アールデコの世界を堪能できます。
絵画から工芸品にいたる芸術作品を間近に見られる似鳥美術館ですが、
意外なところにも文化の一端を目にすることができました。
かつて拓殖銀行だった建物をホテルなどに改装した際にできた
削られた壁は、建築当時の部分がむき出しになったものだそう。
階段を利用した時に目にすることができました。
現在は階段の踊り場となっている場所は、
高級ホテルの1室として使用されていたこともあるそう。
こちらは、1階「ミュージアムショップ」で販売されているガラス工芸品。
ユーモラスにも見える動物の工芸品を含め、たくさんのガラス工芸品が並び、
思わず見入ってしまう楽しさがあります。
2階から見た1階の「ミュージアムショップ」。
建物の趣きを感じられるスポットでもあります。
1階の床模様が見られるのも2階から。
美術品と建物の風情を一緒に楽しめる似鳥美術館。
特に北海道民にとっては、この建物を活用して今に生きていることにも
感慨深いものがあるミュージアムです。
【似鳥美術館】(旧北海道拓殖銀行小樽支店)
所在地:北海道小樽市色内1-3-1(小樽芸術村内)
TEL: 0134-31-1033
開館時間: 5月-10月 9:30~17:00
11月-4月 10:00~16:00
休館日: 5月-10月 無休
11月-4月 水曜(祝日の場合は翌日)
*企画展開催・展示上げ等により臨時休館・休館日変更有り。
アクセス
・JR「小樽駅」より徒歩約10分、タクシーで約3分
・JR「小樽駅」中央バスAのりば(樽石ビル前)「➈小樽運河ターミナル」行き乗車、
「小樽芸術村」停留所下車。
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筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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