【道北】名寄(なよろ)の風景~ブルーベリーと葡萄とワイン@「サンベリーむらおか」「森臥」

公開日 : 2016年06月23日
最終更新 :

名寄の風景、いよいよ最後になりました。
名寄の「ベーカリーいしだ」で食べたブルーベリーデニッシュのブルーベリーの生みの親、「サンベリーむらおか」に行きました。

P6072472.JPG
①サンベリーP6072476.JPG
[Blueberry farm "Sunberry Muraoka" in Nayoro-shi]

ブルーベリーの収穫時期にはまだ早いのですが、花は満開に咲いていました。

②サンベリーP6072488.JPG
②サンベリーP6072490.JPG
②サンベリーP6072520.JPG

比べてみるとわかりますが、それぞれ種類が違うので、花の色や大きさ、形も微妙に異なります。
こちらの農園にあるブルーベリーの中には、果実の大きさが500円玉大にもなるものもあるそうです。

➂サンベリーP6072500.JPG

日本で最北のブルーベリー農園といわれ、サンベリーむらおかでは、7月末頃の収穫時期には、ブルーベリー狩り農園として営業します。
ヒールの足元にも優しい、歩きやすい園内です。

入園料は500円で、ブルーベリー食べ放題。
お持ち帰りの場合は、別途料金がかかります(100g200円など)。

➂サンベリーP6072512.JPG
[Blueberry flowers with a bee]

満開のブルーベリーの周りでは、ハチがせっせと仕事をしていました。
村岡さんにとっては「ハチはちっとも怖くなくかわいいよ」とのこと。

あちこちでハチが忙しそうにしていましたが、確かに周りの私たちには目もくれず、花の周りを飛び回っていました。

④サンベリーP6072481.JPG
[Flowers of black chokeberry]

こちらは「アロニア」の花です。
ナナカマドの実に似た黒っぽい実がなります。

北海道では10年くらい前から注目されるようになったポリフェノールやアントシアニンを豊富に含んだ果実です。

④サンベリーP6072482.JPG
[Tree of black chokeberry]

アロニアの実やジュースは口にしたことがありますが、本物の木は初めて見ました。
花も観賞用の木のようにきれいです。

➄サンベリーP6072478.JPG
[View of rice field in Nayoro-shi]

ブルーベリー農園から見える水田と山々の風景。
そして名寄盆地の風景、最後の訪問地は、日本最北の葡萄畑です。

➆森臥P6072552.JPG
[Northernmost vineyard in Japan, "Shinga" in Nayoro-shi]

名寄の「森臥」(しんが)。
作物が豊かな名寄の地でワイン用葡萄を作りたい、と竹部さんご夫婦が2011年から葡萄を作り始め、2015年夏に初めて委託醸造で作ったワインを発売しました。

⑥森臥P6072546.JPG
⑥森臥P6072551.JPG
[Wines made of grapes from the vineyard of Shinga in Nayoro]

2015年発売の「2014 Bucchus」と「2014 小公子」は、発売日の即日完売したそうです。
北限を越えた葡萄畑ともいわれ、6月に入っても霜の心配など気苦労は絶えないそうですが、この葡萄畑の景色を見るためだけに札幌から訪れる人もいるそうです。

これまで見てきた名寄盆地の風景。

野菜・果実・小麦・森。

道北では最北端の稚内や北海道第2の都市旭川の方が圧倒的に知名度は高いのですが、名寄エリアは、想像以上に豊かな自然と作物に溢れていました。

関連サイト

筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。