冬道の歩き方~"摺り足ペンギン"で冬の北海道旅を楽しく安全に
11月下旬に積雪40㎝に達した札幌は、
12/1現在も例年になく雪景色。
「根雪までに一度は雪が溶ける」と
札幌っ子は予想していましたが、
このまま根雪になりそうです。
~滑りやすい路面での歩き方~
美しい白銀世界の一方で、
北海道の冬道は転倒と背中あわせ。
雪道・アイスバーンでの歩き方の基本は
「摺り足」・「よちよち歩き」です。
ペンギン歩きとも言われます。
地面に足を下ろすとき、
最初の着地部分の面積を大きくすることが
転ばないコツ。
乾燥路面を歩くように
ヒールの角から足を下ろすと
転倒の原因になります。
新雪↑は基本的には歩きやすいですが、
下がアイスバーンなことも。
黒い足跡部分↑です。
用心して摺り足ペンギンで進みましょう。
~変化する路面~
1日の間に路面は刻々と変化します。
気温が低い時は凍ったり圧雪状態でも、
プラス気温でシャーベット状↑になり、
夕方、再び凍ります。
これは「そろばん道路」↑と呼ばれます。
原因は諸説あり解明されていないようですが、
交差点付近や人が多く通るところに見られ、
不規則に雪が固まり滑りやすい状態です。
濡れているだけに見えるブラックアイスバーンや
横断歩道の白い部分、
タイル張りの場所も
滑りやすい場所です。
~バランスを崩したとき...~
注意しても転倒しやすい"サラサラ雪の下の凍った路面↑"
気をつけても転倒することがあります。
そのため手袋・帽子を身につけ、
スマホのながら歩きはやめましょう。
滑って体のバランスを崩したら、
体を丸めお尻から落ちるとケガをしにくいです。
手を突いたり足で踏ん張り過ぎたりしないことも重要です。
ときには思い切ってお尻から転ぶ判断も
ケガ防止には必要です。
私はすでに今シーズン初転びを終えました(笑)。
冬道を何十年も経験しても
1シーズンに1度や2度転びます。
無理せず摺り足ペンギンで歩いて
楽しく安全な北海道冬旅行を満喫してください。
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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