冬道の歩き方~"摺り足ペンギン"で冬の北海道旅を楽しく安全に

公開日 : 2015年12月01日
最終更新 :

11月下旬に積雪40㎝に達した札幌は、

12/1現在も例年になく雪景色。

「根雪までに一度は雪が溶ける」と

札幌っ子は予想していましたが、

このまま根雪になりそうです。

~滑りやすい路面での歩き方~

①冬道の歩き方P1090762

美しい白銀世界の一方で、

北海道の冬道は転倒と背中あわせ。

雪道・アイスバーンでの歩き方の基本は

「摺り足」・「よちよち歩き」です。

ペンギン歩きとも言われます。

地面に足を下ろすとき、

最初の着地部分の面積を大きくすることが

転ばないコツ。

乾燥路面を歩くように

ヒールの角から足を下ろすと

転倒の原因になります。

③冬道の歩き方P1090756

新雪↑は基本的には歩きやすいですが、

④冬道の歩き方
④冬道の歩き方P1090735

下がアイスバーンなことも。

黒い足跡部分↑です。

用心して摺り足ペンギンで進みましょう。

~変化する路面~

②冬道の歩き方P1090753

1日の間に路面は刻々と変化します。

気温が低い時は凍ったり圧雪状態でも、

プラス気温でシャーベット状↑になり、

夕方、再び凍ります。

⑤冬道の歩き方P1030635

これは「そろばん道路」↑と呼ばれます。

原因は諸説あり解明されていないようですが、

交差点付近や人が多く通るところに見られ、

不規則に雪が固まり滑りやすい状態です。

濡れているだけに見えるブラックアイスバーンや

横断歩道の白い部分、

タイル張りの場所も

滑りやすい場所です。

~バランスを崩したとき...~

注意しても転倒しやすい

注意しても転倒しやすい"サラサラ雪の下の凍った路面↑"

気をつけても転倒することがあります。

そのため手袋・帽子を身につけ、

スマホのながら歩きはやめましょう。

滑って体のバランスを崩したら、

体を丸めお尻から落ちるとケガをしにくいです。

手を突いたり足で踏ん張り過ぎたりしないことも重要です。

ときには思い切ってお尻から転ぶ判断も

ケガ防止には必要です。

私はすでに今シーズン初転びを終えました(笑)。

冬道を何十年も経験しても

1シーズンに1度や2度転びます。

無理せず摺り足ペンギンで歩いて

楽しく安全な北海道冬旅行を満喫してください。

筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

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