3連休でOuro Pretoへ~ミナス料理編~

公開日 : 2012年12月21日
最終更新 :
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ミナス料理は美味しい!という声をサンパウロでもよく耳にします。

18世紀、金やダイヤモンド鉱山を求め、

ブラジル国内、さらにはアフリカを始めとする他国からも

沢山の人々が集まりました。

ミナス料理の美味しさの秘密は、

さまざまな地域や国の味を受け入れた順応性にあるのかもしれません。

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オーロプレットのあるミナスジェライス州の人を

ミネイロ(男性)、ミネイラ(女性)と呼びますが

彼らはコーヒーが大好き。

とくにブラックコーヒーを、毎食後必ず飲みます。

朝食にはバターを付けたシンプルなパンや、

ポンジケージョ、

トウモロコシの粉で作ったパン、

ケーキやビスケットなど甘いものと一緒にいただきます。

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昼食は主に豆・肉・野菜をいただきます。

代表的なミナス料理に

フェイジョントロペイロ(feijao toropeiro)があります。

主な材料は、

赤豆(fejiao vermelho)、

トウモロコシ粉、マンジョッカ粉、

ソーセージやベーコン、玉ねぎや卵など。

すべて高たんぱく、高カロリーな食材です。

これらは鉱山で働く労働者が

仕事中スタミナ切れにならないようにと

考えられたお料理です。

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こんなふうにサーブしてもらうのですが、

美味しくてついつい食べすぎてしまい、

結果、お腹が膨れ困りました・・・。

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夕食は人気の老舗カーザドオウビドール(CASA DO OUVIDOR)へ。

トヘーズモ(torresmo)は

豚の皮をカリカリに揚げたもの。

こちらもカロリーが気になりますが、

軽くて美味しくて癖になります。

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こちらはフランゴアオモーリョパルド(frango ao molho pardo)

鶏の血(!)の煮込みです。

molho pardoは茶色のソースという意味。

確かに茶色く、デミグラスソースのような。

名前にドキドキしましたが、

口に運んで、その美味しさに驚きます。

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ミナス料理の美味しさの秘密はもう一つ、

ミネイラののんびりした気質にあるのではないでしょうか。

大都会・サンパウロの人々は、日々の生活が忙しくて、

煮込み料理には圧力鍋が大活躍。

日本でも流行の『時短』です。

一方、ミネイラの煮込みは、

鉄鍋や、石鍋(ペドラジサボンpedra de sabao)を使い、

とろ火でゆっくり煮込むのが基本。

お肉に含まれるコラーゲンも、

とろ火でコトコト煮込むことでゼラチンに代わり、やわらかくなりますものね。

そして、焦げ付きや煮崩れもせず、じっくりと味がしみ込んでいきます。

熱に弱い栄養素も壊れることなく、

素材の風味や香りが生きています。

煮込み料理の大原則は、「素材に合わせて待てること」なのかも。

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食後のデザートは、オーロプレットの夜景で。なんて。

ごちそうさまでした。

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