2015年からチリのサマータイムが廃止されます

公開日 : 2015年02月02日
最終更新 :
筆者 : Panchita

2015年から、チリの夏時間/冬時間の変更が廃止され、現在の夏時間に一本化されることが1月28日にエネルギー大臣より発表されました。(ただし、2月1日現在、関連法の改正はまだ成立していません。)

今後は、一年間を通じて

【チリ本土の標準時間】グリニッジ標準時-3時間(GMT - 3)、日本との時差12時間

【イースター島の標準時間】グリニッジ標準時-5時間(GMT - 5)、日本との時差14時間

となります。

チリ海軍海洋情報局の標準時間ウェブサイトでも確認できます。

Reloj_EstacionCentral.jpg

ここまで聞いて「ん???」と思った方もいるはず。

ガイドブック等にはチリの標準時間はGMT - 4と書いてありますよね。

そうなのです、標準時間が1時間早まるのです。

もともと夏時間と冬時間は約6ヶ月ずつで、チリ人の中には標準時間が冬時間という意識があまりありません。更に、2010年のチリ地震以降、省エネ特例法で毎年夏時間が延長され、標準時間である冬時間のほうが短いという逆転現象が続いていました(ちなみに、夏時間の延長は省エネに有意義な効果はないということで今回の決定となりました)。その為、チリ人にとっては「サマータイムの廃止と標準時間の変更」ではなく「夏時間への一本化」「冬時間の廃止」といったほうがわかりやすいのです。

日本とは時間の感覚に常に2~3時間差があって、こんな感じになります。

Santiago-21hrs.jpg

日が昇るのは6時半頃、日が沈むのは9時前で、夜遅くまで小さな子供たちが外で遊んでいます。右の写真の夕焼けになるのは9時を過ぎてからです。

LitoralCentral-1830hrs.JPG

日が昇るのは8時半頃で通勤通学の時間帯は真っ暗、日が沈むのは7時頃です。サンティアゴから1時間半ほど西に行った海岸沿いでは、6時半頃から日没ショーが見られます。

特に冬は体内時計がくるってしまいそうですね。チリ国内でも学校が始まる8時に日が出ていないことを疑問視する声もあります。旅行者の皆様も「時差ボケが治らない」なんてことがないようお気を付け下さい。

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