米国乱射事件と銃規制

公開日 : 2017年10月09日
最終更新 :

10月1日の夜、米国ネバダ州のラスベガスで乱射事件がありました。犯人はたった一人で10分の間に50人以上の死者と500人近くの負傷者を残して自殺したのです。ラスベガスのホテル、マンダレーベイリゾートアンドカジノでコンサート会場に向かってホテルの32階の部屋から乱射し続けたとのことです。

このような悲惨な乱射事件が起こるたびに米国ではガンコントロール(銃規制)が話題に上りますが、結局は銃を持つ権利は法律で定められているとして変化はほぼありません。

記憶に残っている悲惨な乱射事件を挙げると、2012年にコネチカット州の小学校で20歳の男性が乱射し6歳から7歳の子供を20人と6人のスタッフを殺し、自殺したというものがあります。

また記憶に新しいものだと、2016年、フロリダ州オーランドのナイトクラブで、29歳の男性が乱射し49人の死者と58人の負傷者を残し、犯人は警官に撃ち殺されました。

銃が手軽に購入できる米国では、さまざまな銃が乱射事件だけではなく犯罪にもよく使われます。観光客として最も気を付けたいのは、こういった発砲事件や銃を使った強盗に巻き込まれないということではないかと思います。強盗などの銃犯罪や発砲事件に巻き込まれないようにするには、深夜の出歩きを避けること、犯罪率の高い近所を避けること、夜は街灯のある道を通るようにするなどが挙げられます。

しかし、気を付けていても、今回のラスベガスで行われたコンサートのような人が多く集まる会場での乱射だと防ぎようがありません。短時間で単独でこれほど多くの人を殺せる合法の手段は銃しかないのです。しかしながら銃規制には及びません。日本人としては想像もできない矛盾ですが、一般人の銃の保持は米国の法律として守られているのです。

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