太陽が欠ける日。日食観測の仕方あれこれ
アメリカを横断して皆既日食が見れるということで全米興奮気味に始まった8月21日ですが、ロサンゼルスからは60~70パーセントほどの部分日食を観測することができました。午前9時辺りから徐々に日食が始まり、午前10時17分に日食の頂点に到達です。あいにく空には雲が目立ち、太陽は見え隠れしています。朝から鳥のさえずりもなくなり、奇妙な静けさが漂っています。
そして午前9時45分辺りに会社に着くと駐車場で何人かの同僚が早速観測中。日食観測用のフィルターで作られた眼鏡を拝借して除いてみると確かに太陽が欠けて見えるじゃあないですか。分かっていたものの感動を抑えきれず「すごいね!」の一言。そして、日食グラスのない人は双眼鏡を使ってこんな観測の仕方もしています。
なかなかよく見えます。そして更に準備不足の人は会社のキッチンから持ってきたリッツクラッカーの穴を使ってこんな観測の仕方も。
ちなみに、裸眼で日食を見ることは危険とされており、サングラスを通しても目を傷めてしまうので必ず直接に見る際にはこの日食観測用の眼鏡を使用してくださいとNASAから事前に警告が出ていました。なので、日食グラスを用意して来なかった人はこういった反射を通して間接的な観測の仕方となってしまうのです。これはこれでいろいろな観測の仕方があって面白いかなと思います。
頂点の10時17分には周りの景色に灰色がかり、薄暗いというよりもどんよりとした霧に覆われたかのようです。それもほんの2,3分すると太陽の日が差しすっかり明るくなってしまいました。
やはりiPhoneだとうまく写真が撮れずにフィルターを通してなんとか撮った写真がこんなです。まるで三日月を見ているようでした。
皆既日食には届かない部分日食でしたが、なかなか楽しい経験でした。
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