【ジンファンデルの首都 ローダイ】マキアでイタリア系品種
何というフットワークの良さなのか? そして狭い地域に幾つもワイナリーがあるおかげもある。
で4軒目 『マキア(Macchia)』 に到着した。
ここも見るからにアットホームな感じのティスティングルーム
裏庭には、ローダイのワイナリーお決まりのパティオ完備 ^ ^
お部屋の中は、スノーボードが掛けてあったり、スキー場に来た感じ。
さて、ティスティングは一人10ドルで4種類ワインを買うと免除してくれる → 買うつもりなんでないようなもんだ。
2017 ROSE California
2017 BARBERA Lodi
2017 ZINFANDEL Lodi Old Vine
2016 PRIMITIVO Lodi
2017 PETITE SIRAH Lodi
ここで "プリミティーボ(Primitivo)" に出会った。
ジンファンデルは、主にカリフォルニア州で生産されているブドウ品種でローダイに限って言えば実に半分以上はジンファンデルを作ってる。 かと言ってここだけの品種ではなくてイタリア南部のごく限られた地域でも栽培されていてその名をプリミティーボと言う。 DNA解析の結果ジンファンデルとプリミティーボは同種なのが証明されている。
ちなみにジンファンデルは1820年頃アメリカ東海岸に持ち込まれたのが最初だったそーな。 プリミティーボ種と同じものであると言うのが判明したのは1998年の事なのでずいぶん長い間この二つは別物と思われてたんだな。 このワイナリーのジンファンデルはローダイ内の幾つかの畑のブドウ古木を使って作られてる物。 プリミティーボは Vista luna Vineyard の協力を得て作られいる。
ダークホース的ぺティ・シラ(Petite Sirah)に出くわす
ここではペティ・シラにも出くわした。
シラー(Syrah/Srarz)と言う品種を知っている人もいるかもしれないね。 フランス コート・デュ・ローヌ地方が原産のちょいスパイシーで果実香もあり適当に渋味もあって、アタシ的にはお高いカベルネ・ソーベニオンでお財布の負担を掛けずとも立派にカベルネソーベニオンの代わりをして食卓を楽しませてくれる赤ワインがシラーだ。
そのシラーの "小ちゃい(ペティ/プチ)" って意味? 当たらずしも遠からず1880年頃、南フランスにデュリフ先生がローヌ地方の土着品種のプルールサン(Pelousan)とシラー(Syrah)を掛け合わせたもの、品種改良されてできたブドウ。 最初のきっかけはシラーのブドウの病気に対して抵抗力をつける為にプルールサンと交配させたけど出来てみたらあまり美味しくないブドウになっちゃんたんで今で本家おフランスではほとんど見ないみたい。 ジンファンデルとのコンビは相性抜群なんでよくブレンドに使われるけど、最近はソロ活動もしてる。 B級ワインラバーにとってはお財布にも優しく結構楽しませてもらってるペティ・シラだ。
シラー"Syrah"とペティ・シラ"Petite Sirah"シラーのスペル違うのだ書き間違いではありません ^^;
買ったワインは、
オールドジンファンデル(Superlicious35ドル)プリミティーボ(28ドル)ペティ・シラー(26ドル) 後で分かったけどここはジンファンデルだけで10種類あった、せっかくなんで一番高級品を買った、それでも35ドルよ! お勧めのワイナリーももちろん聞いた。
のどかな鉄道風景... 次の一件に向かう
【Macchia】
住所:7099 E peltire RD Acampo, CA 95220
電話番号:209-333-2600
テイスティング日時:毎日11:00〜17:00
URL:https://www.macchiawines.com
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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